2009年10月8日木曜日

ブログ移行のお知らせ

中国からアクセスできなくなってしまったのでこちらに引越しします。

alangalang4
http://d.hatena.ne.jp/kouchan612/

あとこちらでも記事を書いています。
http://d.hatena.ne.jp/SanRenXin/

2009年8月2日日曜日

最近はじめたこと

googleブログが6月末ごろから中国からアクセスできなくなりしばらく更新できなかった。今後もアクセスできそうにないので、新しいブログに移行しようかと思う。

日々新しいことにトライできる自分でいたいという気持ちがインセンティブになり、最近いろいろなことを始めている。野球、サッカー、フットサル、語学学習(中国語、英語)、簿記2級、ギター。

それぞれ効果が出ている。野球とサッカー、フットサルは、身体を定期的に動かした方が自分生活のリズムが取りやすく、良い気分転換になる。野球は高校まで部活で、大学ではサークルでやっていた。サッカー、フットサルは本格的に練習したことはないが、球技は全般に得意なのでわりとこなせる気がする。しかし経験者に比べておぼつかないプレーが多いのと、組織的な動きがまだできていないので、技術を習得したい。

語学学習は朝の学習時間を有効活用している。毎週月曜日英語、金曜日中国語で、7時~8時半まで出勤前の90分マンツーマンで中国人の先生から教えてもらっている。中国語はビジネスで難なく使えるように、英語はGMATの合格点を目指せるようにし、自分のできることを増やしていければと思う。

簿記2級は3級を受講してとてもためになったと思ったので続けて上海の簿記学校に通うことにした。木曜日19時30分~22時、日曜日13時30分~16時、週二回の授業で簿記2級をマスターし、財務的側面から事業を分析できるようになれればと思う。

ギターは、大学のころからいつかキャンプ場でキャンプファイヤーでもしながらギター片手に唄いたいというイメージしていたところちょうどギターを日本語で教えてくれる中国人の先生に出会い毎週一回60分の授業を受けることにした。7月一ヶ月で5つのコードと音階が弾けるようになり、少しずつ楽しくなってきた。今は月亮代表我的心という曲を弾けるよう日々気が向いたらギターを手に取る日々だ。

野球、中国語はわりとこれまで時間を使っているのでスイスイ進める感じだ。しかしサッカー、フットサル、英語、簿記2級、ギターやまだまだ初心者でやっている時楽しくないことの方が多い、しかし継続をすることで自分のできることを増やしていき楽しさを感じられるようになれればと思う。

2009年6月14日日曜日

三つの誓い~26歳の誕生日~

26歳になった。中国では誕生日にケーキをカットする前に三つの誓い(三点目は発表しないで心の中で祈る。)をみんなの前でする。留学時代にこの風習を知ってから自分の誕生日でも、友人の誕生日でも誓いをするようにしている。結婚式でもそうだが、友人の前で何かを誓うことは、友人がその発言の証人となってくれるということだ。

26歳の三つの誓いは以下三点。

①「食と飲料を通じた社会貢献」というこれまで育んできた志をさらに大きく育み、心を定めて歩んでゆく。

②同僚でも上司でも部下でも、男でも女でも、中国人でも日本人でも、他人にも身内にも、誰に対してもいつでもどこでも誠実な態度で向き合い、誰に対しても正々堂々と自分の意見を主張できる人になる。

③( )


是非このブログを見てくれている人で僕が途中ぶれてるなと思ったら友として、証人として忠告してほしい。このように宣言して宣言を守り通すこと、守れてなく忠告を受けることが自分にとっての成長になる。

自分は誕生日の日の23時過ぎ、兵庫県の田舎の小さい病院でビルの谷間の風の音がヒューヒュー鳴る中生まれたらしい。田舎の病院だったためか、26年前の医療のレベルからか分からないが、生まれるまでは女の子だと思われていたそうで、名前はゆり子にしようと思っていたらしい。26歳の誕生日に初めて誕生秘話を母から聞け、もしもゆり子だったら今頃自分は何をしているんだろうか。と不思議な気持ちになった。

25年は計算してみると=9125日だった。9125日と考えるととても短いように感じるが、一日一日の積み重ねで今の自分がいる。これからも一日一日が将来の自分を確立させていく。一日一生の決心で、今日と言う日に全力を尽くしながら生き抜いていきたい。

2009年6月7日日曜日

本棚のある生活

「図書館のような部屋に住みたい。」と、本を好んで読むようになってから思い描いていた。思い描いてからウェブ上の架空の本棚を使ったり、大学時代の教授の本に囲まれた研究室を思い出したり、ドラえもんのワンシーンに出てくるある博士の部屋の壁すべてが本棚の知的な空間をカメラに納めたり、おしゃれなカフェで施されている本棚のデザインを絵に描いたりと、良いなと思った本との空間を記憶しておき自分ならではの本との空間のイメージし少しずつ増やしていっていた。

そして、3月の引越しの際、本棚が作れるということを条件の一つに大家さんのアーイと交渉した結果、木材を購入し、手作りで壁一面を覆う本棚を作るという契約を取り付け、念願叶って本棚のある部屋を実現することできた。

完成し、本をジャンルごとに並べてみるとこれまで読んだ後はばらばらになっていた記憶がすっきりするような感覚を覚え、また、自分はどのジャンルを多く読み、どのジャンルを避けているかという自分の読書の癖が分かったり、全体的にまだまだボリューム不足のようなのでこれからももっと読んでいかなければと更なる読書欲に駆られることができた。

本には、作者の人生における思考や行動など努力の結果が凝縮されているものが多い。特に所謂良書と言われる一冊は、こんな情報が約1000円で読めてしまって良いのかとすら思える。本棚は作ったものの、まだまだ図書館のような部屋にはほど遠いので、自分の歩む道を示してくれるような座右の一冊をこれからも探していき、本と共に成長していきたいと思う。

2009年5月28日木曜日

端午節 ~山東省潍坊へ~

夜家に帰ると、テーブルに粽(ちまき)が三つ置いてあった。中華レストランで働いたことがあり料理が上手な大家のアーイが作ってくれたものだった。中国はで今日5月28日が旧暦の農暦5月5日にあたり端午節と言われ縁起を担いで粽を食べる。アーイが作ってくれた粽は餅米と小豆が良くマッチし、さらに包みの葉っぱの風味がほのかに餅米にしみ込み日本のおにぎりとはまたひと味違うおいしい料理だった。アーイに感謝だ。

この端午節の休みを利用し明日から山東省潍坊へ足を伸ばしてみる。先日河南省鄭州に尋ねた友人がCHUNと潍坊で合流しさらに潍坊の友人と合流し短い時間であるが潍坊を散策する予定だ。ウェブで調べて見る限りでは、潍坊も高層ビルが建ち並び、発展目まぐるしく、また、7000年前の新石器時代のころから人類が生活していた土地のため、歴史的建造物もたくさんあるようだ。視野が広がる旅行になれば良いと思う。


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【端午節について】
(端午の節句の起源は文字通りで、端はことの始まりを意味し、午は陰の反義語で、太陽を表し夏の始まりを意味します。5月は別名百毒月ともいわれ、この頃は丁度二十四節季の夏至に当たり気温も上昇し、蚊や蝿が繁殖し、人も病気になり易いので、病気に注意をしなさいと言う警告もあったようです。香りの強い菖蒲(しょうぶ)や、よもぎの葉を家の前に飾るのも、これらの病や邪悪なものを避ける為のお払いのようなものです。また、この日は戦国時代の偉大な愛国の詩人屈原の命日です。屈原は楚の国の大臣でしたが、ある時、楚の国の王の前で秦の国の主張に抵抗し団結するよう述べた為、口の上手な家来の誹謗と迫害に遭い、追放されてしまいました。屈原が追放されている間に、秦に攻められ楚の国が滅びてしまい、これを聞いた屈原は嘆き悲しみ、汨羅江(現在の湖北省にある河)に投身自殺してしまいました。これを知った農民たちはもち米を竹筒に入れ、あの世でも空腹にならないようにと河につぎつぎに投げ入れたそうで、これが「粽」の始まりです。また、竜舟競漕(日本にもあるドラゴンボートレース)は農民たちが、次から次へと舟を漕いで屈原の遺体を捜そうと競ったことが起源です。《参照HP》http://www.allchinainfo.com/culture/holiday/duanwujie.shtml

2009年5月24日日曜日

【映画】『南京!南京!』~上海日本人向け上映会~

南京大虐殺を題材にした中国人監督陸川監督http://www.c-c-club.net/director/luchan.htmにより制作された中国映画「南京!南京!」http://j.people.com.cn/94478/96695/6642806.htmlの日本人向け上映会に参加してきた。

1937年12月の日本軍による南京侵略から始まる2時間20分の作品は、中国人捕虜の大量殺害、従軍慰安婦の強制徴用などの生々しい歴史を中心に、最後は生きていくのは死んでいくより難しいと感じた主演の日本兵が捕虜を逃がし自殺し、生かされた中国人は自由を手に入れ微笑んで歩いていく風景が描かれていた。

上映後知り合いの留学生が大きな問題すぎて感想はまだ口に出せない。と言っていたが、正直自分も映画を見終えてすぐはその意見に同感で、陸川監督との対談では終始他の観衆が陸川監督に向ける質問を聴くことしかできなかった。無理して感想を口にできるような簡単問題じゃないが、自分なりの見解を持っておくべき内容だと思うのでブログに書いていく。

映画の中で次々と命を奪い奪われていくシーンから、生きる喜び、生きる悲しみ、死ぬ悲しみ、中国人が日本人に悪いイメージを抱く理由、戦争の悲惨さ、約70年前の1937年と比べ比べものにならないくらい平和な中国で自分は今生活していること、死ぬより生きることの方が難しいかもしれないこと、など改めて考えされてくれた。

中でも戦争の悲惨さについて改めて認識することができた。人類における最大の競争は戦争であり、皮肉な結果ではあるが科学は戦争の度に飛躍的に発展してきている。しかし同時に多くの犠牲者を出す戦争は人類最大の敵だと言えるだろう。

陸川監督もウェブ上のインタビューで「戦争がいかに人の魂をコントロールするかということ。戦争が起こる前には必ず文化によって戦争の執行者への洗脳が行われる。精神の絶対的なコントロールと占領こそが戦争の本質です。戦争の核心的結果は、異なる民族の文化を被侵略者の廃墟の上で踊らせることです。」と語っている。

この戦争という過去から、僕たち世代は人間の究極の目標は無限の発展ではなくて限りなく平等に近い形での人類の共存であることを認識すべきだ。他人の敗北ありきの勝利ではなく、皆が負けない、個人、国家を越えて世界的なスケールで人類の幸福を追求することが最大の命題だろう。

最後に、日本兵を美化しすぎではないか。日本では上映禁止になるのではないか。などという日本、中国からの批判の声が予想されるなか、当作品を4年間かけて作り上げ正々堂々と世の中で表現している陸川監督に敬意を表したい。

また、当企画を「中国、中国人に対する理解を深める一助にしたい」想いで実行に移した上海の大学に留学している学生の皆さんに感謝だ。中国で南京大虐殺という非常に敏感なテーマで数百名を集めて企画を実行するには相当な勇気と実行力、計画力、団結力が必要だったと思う。この上映会のおかげで、自分も二次情報ではなく、一次情報としてこの作品を見る機会を与えてもらえた。自分の目でこの作品を見れ、考える機会ができて本当によかった。

2009年5月10日日曜日

母の日~日本へ届くカーネーション~

母の日、何かできないかと思っていたところ、簿記講座の同じクラスの方から、上海→日本へカーネーションが届けられるサービスをwww.hanaaya-sh/comを教えてもらい利用してみたところ、わずか24時間で上海から広島にカーネーションを届けることができ大変驚いた!

上海で注文を受け、すぐに日本全国に広がっている加盟店ネットワークの届け先の一番近い花屋さんに発注をかけ翌日に日本の届け先届けることができるという事業内容のこの花屋さんは、母の日以外にも各種冠婚葬祭、記念日に対応しているそうである。

送り終わった後、翌日の母のうれしそうな顔や驚いた顔を想像したり、国境関係無く花が届けられたうれしさや、オフィスに広がるとても良い花の香りや丁寧なサービスから利用後大変良い気持ちになれ、ビジネスをするならこんな風に人を気持ちよくすることをやりたいと思えた。

母から本日無事花が届いたと連絡がもらえた。素敵なサービスを展開するwww.hanaaya-sh/comさんに感謝感謝。日本人にとっては日本より住みにくい上海生活、しかし、先日書いた簿記講座しかり、今日のカーネーション発送サービスしかり、住みにくいからこそ生まれるいろいろなサービスこれからもどのようなものが生まれるのか注目しておきたい。「人間のニーズを感じ、才能と情熱を発揮して自らの良心に応えるビジネス」を体感できた、そんな母の日だった。


(写真は最近の外灘)

2009年5月3日日曜日

河南省鄭州市~黄河を眺めながら馬に乗る~

河南省鄭州市から上海に帰ってきた。初めていった鄭州は少林寺、黄河、市内、開発区鄭東新区等々見所満載でとても興味深い都市だった。心に残ったことを箇条書きで書いていこうと思う。

上海からのアクセス
中国の新幹線、「和諧号」で7時間で行くことができる。車内はとても清潔で、広大な景色を眺めながら充実の時間を過ごすことができた。全国に広がる「和諧号」でこれから更に中国国内の移動が便利になりそうだ。

黄河
河南省の北部は黄河の下流域に位置しているので中国に住み3年ついに黄河を見ることができた。それも馬に乗りながら眺められ、パカパカと進む馬に揺られ、広大な黄河を眺めていると、改めて中国に来たんだなぁと実感させてもらえた。








嵩山(すうざん)少林寺
市内からバスで約2時間、インドから中国に渡来した達磨による禅の発祥の地と伝えられる曹洞宗の寺で少林武術の中心地としても世界的に有名なところだ。少林寺と言えば、少林サッカー等テレビの世界のものだったが実際に武術をしている姿を目の前にし、鍛錬することで人間がここまでできるのかと感じることができた。坊主頭の修行僧の表情や身体には無駄がなく研ぎ澄まされていると言う感じだった。真剣な姿からエネルギーをもらったような気持ちになれた。

市内
副省級市とされている市内は大変賑やかでビルが建ち並び、世界中の様々な商品の広告が繰り広げられていて巨大消費地であることが実感できた。町中にポイ捨てが目立ったのが残念だったが、歩く若者はファッションに気を使っているように思えた。日本料理屋もいくつかあり、混み合った回転寿司屋から日本料理を食べる人もこれからもっと増えてくるように思う。

また圧巻だったのは、旧市街の東部(鄭東地区)の新都市建設だった。日本人建築家の故黒川紀章氏の立案でできた街は50万人規模の都市を目指し創られ毎晩噴水のショーが繰りひろげられる。この建築にあたり、故黒川紀章氏は鄭州の人々に大変感謝しているそうで、噴水ショーを見ていると隣で見ていた中国人がこれは日本人による黒川氏により創られたんだと話していた。都市内の高層ビル郡には世界中の企業が入居しているそうで、いつかここで働くチャンスをつかんでみたいと思えた。



鄭州の友人
上海で知り合ったチュンと旅をすることができた。2日間つきっきりで一緒に行動してくれ、今後のことなど語り合うことができた。今朝4時、帰りの電車に乗ってから「天下没有不散的宴席」(「この世に終わらない宴席はない」)というメールを送ってくれた。本当にこの言葉通り、別れが惜しく感じる時間を過ごすことができた。

旅行に行く前のイメージと行って現実に地を見て大きくイメージを覆された。中国内陸部と聞くとあまり発展していないようなイメージを抱いてしまうが、全くそんなことがなく、目の前に広がった鄭州は少林寺のような昔からの伝統も保持しつつも、国際的な、近代的な街に変貌を続けている巨大都市だった。休みを利用し、鄭州の実情を知ることができ良い旅になった。

2009年5月1日金曜日

上海で簿記講座

3月末~上海で開講されている簿記講座に通っている。日本の大手資格学校で講師をされていた方が開いた学校で、毎週火曜日の19:30~22:00と土曜日の10:00~12:30、日本人が多い古北エリアの教室へ自転車で通い授業を受ける。

簿記を勉強したいと思った理由は、数字に基づいた考え方ができるようになりたいという気持ちからだ。例えば日経新聞に出ている企業の当年度の財務諸表を見てこれまではなんとなく業績が良いのか、悪くなったのか眺めていただけだったが、数字なので嘘をつけず業績を如実に示すと言われている財務諸表の数字から次の動きや企業の中で繰り広げられていた物語が分かるようになればと思う。

たまたまその学校の本棚に置いてあった勝間和代著『年収10倍アップ勉強法』に簿記の効用が書いてあり参考になった。(本文を抜粋)
まずは仕分けレベルでしっかりと簿記がわかり、企業会計原則が分かることが重要。試験委員が少しくらい問題をひねったとしても、しっかり問題に対応できるだけの会計学が必要です。それには、簿記の基礎訓練をやるのが、遠回りのようで、実は一番の近道なのです。それがわかると、財務諸表分析でも、原価計算でも、応用である経済学でも、短期間で学ぶことができます。とにかく、会計学に限らず、何かの分野を学ぶ時には、基礎訓練をひたすらやることをお勧めします。

仕事のいろいろな活動を金銭的価値で測定し、その結果をもって、利害関係者の意志決定に役立てよう
というもの。ビジネス言語とも言われます。言語の単語に当たる仕訳の数をどれだけ覚えているか、理論的に借方と貸方、貸借対照表と損益計算書がどうつながっていて、それらが何を表すために存在しているのか、ということさえ覚えておけば、そのあとの応用編である、財務分析にも、監査にも、管理会計にも、対応できるようになります。


会計の基礎の簿記、分からないところは作らずしっかりとした基礎を築きたいと思う。学校に通うのは大学で通関士の勉強をしていた以来だ。簿記くらい自分で勉強すればと言われることもあるが、学校行くから得られる強制力やモチベーションを得ることができている。火曜日は22時までの授業なので、中学校時代に塾に通っているような気持ちだ。7月まで通い続け、会計のレベルを高めていきたい。

2009年4月30日木曜日

河南省鄭州市への旅

河南省鄭州市へ行ってみようと思う。先日『河南省の友人からのうれしい贈り物』で書いた河南省の友人から休みがあれば是非遊びにきてと言ってもらえていたので5月の労働節の三連休を利用して行ってみることにした。

夜上海駅へチケットを買いにいった。連休のため、駅のチケット売り場は人でごったがえしていた。やっと順番が回ってきて鄭州行きチケットを求めたが、鄭州→上海の帰りのチケットが取得できないと言われ、今回は難しいかもしれないと友人に電話したら、鄭州でチケットを取得してくれ、念願の鄭州旅行が実現できることになった。

先日行った西安の旅同様、中国の内陸部がどのようになっているのか、じっくり見てこようと思う。7:25に上海を出発し鄭州には14時過ぎに着く約7時間の列車の旅、景色を眺め読書をしつつ向かいたいと思う。



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2009年4月29日水曜日

鳥取県~従兄弟の結婚式~

従兄弟の結婚式のため週末鳥取に行ってきた。従兄弟が育ってきた大山の絶景と、日本海を眺めながらの結婚式、披露宴は終始温かい気持ちで見守ることができた。

同い年で同性の従兄弟のため、昔から兄弟のような存在だった。夏休みになると鳥取から広島に遊びに来るので、そのためにワクワクしながら待ち、野球や水泳、スケート、スキーなどいろんなスポーツをして一緒に遊んだ。

結婚して家族を持つことになる従兄弟に、これからは自分たちの世代が頑張って家族を支えていこうという言葉を贈った。自分たちが幼いころとても楽しく遊べたような素敵な家庭を築いてほしい。従兄弟の結婚式に参列できとてもうれしかった。

この度、上海へ鳥取からどうやっていこうか考えた結果、午前中上海浦東空港から岡山空港へ飛行機。お昼頃岡山空港で広島から車で来ている両親と合流。高速道路(米子道)を利用し15時ごろ鳥取へ到着という方法を使った。

この通路にすると、最近始まったETCで高速道路1000円サービスをフルに活用することができ、岡山から約90分の鳥取までの道のりを(高速代1000円+ガソリン代)÷3人で一人あたり約500円ほどの費用で鳥取まで行けてしまった!ETCの1000円サービスに感謝感謝。

2009年4月17日金曜日

自転車のすすめ 【Pacific社「Carry-me」】

最近折りたたみ自転車を購入し上海ライフが更に楽しくなっている。上海では現在地下鉄が次々と整備されており、留学していた2006年は3路線までしかなかったが、現在は8路線で市内はほぼ網羅されており、今後も万博に向けて13路線が完成する予定で、東京のように地下鉄を使えばどこにでも行ける環境が整いつつある。

そこで、折りたたみ自転車×地下鉄で市内の移動をもっと楽にできないものかと地下鉄に持ち込み可能な折りたたみ自転車を探していたところ、家の近くにある小さな自転車屋を見つけそこで最高の一台と出会うことができた。世界中で自転車ピルダーと呼ばれているGeorgeLin氏率いるPacific社の「Carry-me」という自転車だ。プジョー、ビアンキなど世界の名だたる自転車メーカーの高級車を数多く受注生産し続けているPacific社独自のスタイル、片手でも持てる重量7.9kg。タイヤは8インチ、折りたたんだ時のサイズが幅33×奥行き27×高さ106cmという地下鉄にも持ち込めるコンパクトさを兼ね揃える。

購入し、早速上海を走り回ってみたら、以下のような様々な気づき、出来事がありとてもおもしろかった。

①珍しい物を持つことで周りに好奇心を懐かせ、話題のきっかけになる
このタイプの折りたたみ自転車は上海ではまだあまり見られないため、折りたたんで地下鉄に乗っている時や信号待ちをしていると「それどこで買ったの?」「いくらだったの?」と見ず知らずの人に声をかけられたり、おもしろい自転車(良い意味か悪い意味か分からないが)だと笑顔でこちらを見る人がいたり、写真を撮る人までいる(自転車だけをだが、、)。また知人にあっても自転車の話でいろいろ話をすることができ、珍しい物を持つことは周囲に良い影響を与えるなぁと実感できた。

②今まで見ていなかった風景が目の前に広がる
こんな路があったのか。こんなお店があったのか。こんな景色があったのか。などと、歩いている何倍もの速度で移動しているので、歩いているといつも同じ道(一番近い道)を選びがちだが、自転車なのでこっち通ってみようと思え知らない道を走ったり、いろいろな人とすれ違い目から入ってくる情報も何倍も増える。

③身体を動かすので脳が活性化される。
8インチのタイヤながらなかなかスピードが出て4月の心地よい気候を感じ、20分くらい走ると身体が暖まって
くる。いつも仕事をしているとどうしても運動不足になりがちだが、自転車はとても良い運動になる。身体を動かし脳を活性したスッキリとした頭で乗りながらいろいろ考えることができる。自転車に乗っている間にお風呂に入っている時のようにふと思いつくことが結構あるのでその考えを大切にしていきたい。

④交通費が安くなる
上海ではタクシーの初乗りが11元(約160円)と日本よりかなり安いのでついつい使いすぎてしまう。しかしそれを毎日毎日続けていると月末計算して結構な額になることがこれまで度々あった、しかし、自転車×地下鉄(一律約45円~60円)なので移動にかかる時間はほとんど変わらないが、安く移動できている。

今後は自転車に乗りやすいバックパックなども揃え、自転車スタイルを自分の中に定着させていきたいと思う。地下鉄と組み合わせられないかという考えだけだったが、乗ってみると想像以上の気づきがあり驚いている。こんな風に新しいことを生活の中に取り入れていくことは良いことかもしれない。

2009年4月12日日曜日

西安~夜行列車の旅~

歴史を学びたい、内陸部が見てみたいといった中国をもっと知りたいという想いから、先日連休を利用し
陝西省の省都西安に行ってきた。20:05に上海駅を出発し夜行列車で約12時間、翌朝10時に西安に到着した。
寝て起きたら西安、中国の夜行列車は上海→西安の路線を始め全国を網羅していて10時間以上を要す路線が
ざらにある。ゴトゴトと線路の音と聞きながら中国の景色をゆっくり眺められる列車は好きな移動手段だ。

西安では、有名な観光地兵馬俑、遣唐留学生として唐に渡り科挙に合格した阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)の石碑のある興慶宮公園、空海が修行したと言われており現在は日本から贈られた1000本の桜が植えられている青龍寺(写真)等三日間で自転車、バス、タクシーを使いできる限り回ってみた。また食事は西安出身で現在
は北海道でラジオのDJとして中国と日本の架け橋となっている大学の友人が自分が西安に行くということでわざわざ丁寧にメールで教えてくれたおいしいお店情報のおかげで、西安の特産料理や、シルクロードの終着点西安らしいイスラム料理を堪能できた。

蘇州、南京、杭州、寧波、温州、大連、青島、成都、 北京、などこれまで上海以外の都市に行った時感じたのと同様、西安は地下鉄を建設中だし、高層ビルや世界中の企業の広告が見られ、建設中のマンションが多く発展の過程が実感できた。経済的重要性から大幅な自主権をもつ副省級市にも指定されているそうである。しかし他の都市とは一味違い西安は発展に加え過去と現在が見事に融合した街だと感じさせてくれた。古代より政治の中心地として西周から秦、漢から隋、唐の都城と十数の王朝の都として千年の歴史を有す古都だけあり、市内には周囲の長さ約13kmの西安の唐・隋の時代のものをもとに明代の1378年に造られた城壁がそのままのこされており、その城壁を中心に街が形作られている。街を歩いていると自然と約600年前の建造物が目に入るので昔ここで何が起きていたのだろうか。とついついノスタルジックに誘われてしまう。

三日間の旅行だったが、ガイドブックを見る限り西安の魅力をまだまだ体験しきれていないようだ。だが、上海から一足伸ばした同じ中国に、こんなすばらしい街があることが分かり休みを利用して行ってよかったと思える旅行になった。また機会を見つけて、西安に行ってみたい。

2009年4月1日水曜日

上海の桜


昨日上海を歩いていると桜を見つけることができた。中心ストリートの裏路地の公園に5本ほど植えてあり、『美人櫻』という品種だった。満開を過ぎ葉桜の状態だったが、久しぶりに桜を見ることができ、さらに上海では桜は見れないと決めかかっていたので、綺麗なピンク色の桜を見てしばし心がほっと落ち着いた。

今日から4月。おそらく日本は桜満開で今日から新生活の人が多いだろう。大学のころの友人も今日から仕事という人が多い。妹も今日から新社会人として仕事を始めると言っていた。

一昨日、大学を卒業し、2年の勤務を経て始めて念願の中国出張というチケットを手に入れ上海に来た同級生と再会し話した時も思ったが(この記事は後日書きたい)、自分は、仕事は決して自分のすべてではないが、人生で自分を形作る大きな要素の一つだと思う。自分という茎(これまでの生い立ち、思想)があり、そこに仕事、家族、恋人、教養、お金、趣味、友達、ライバル、宗教、団体などの花びらが育っていくイメージを懐いている。花びらとしては別別であるが、仕事での成長が他の花びらの成長、発展に茎を通じてつながっていると思う。

wikipediaによると、花が美しく香りがあるわけは、花が鳥や昆虫などに花粉媒介をしてもらうために移動能力の大きい動物の目を引くためで、人間にとってそれが魅力的であるのは、われわれヒトも同じく地上の生物の1つであるため、視覚や判断に鳥などと共通する点があるためであろう。と書かれている。

友人や妹が自分という花を満開の桜の如く咲かせるよう、新生活ですばらしい仕事に巡り会えればいい。

2009年3月23日月曜日

友人の結婚式~京都~

高校野球部時代の同級生のん君(本名川口)がめでたく結婚し、京都で執り行われた結婚式に参列してきた。結婚式前日深夜、上海から京都に到着した。大学時代ぶりの京都。落ち着いた雰囲気に懐かしさを感じた。

新郎であるのん君とは高校三年間野球部で苦楽を共にした仲だ。坊主頭で過ごした3年間は、高校時代は辛くて日々に追われていたが、今思うととても良い思い出だしもう一度戻りたいとすら思える。心ゆくまで祝いたいと思えるのも三年間のお互いの苦労を理解しあっているからだろう。

前日は大雨で当日も朝は少し雨がぱらついていたが、結婚式が始まるころには二人を祝うかのように見事に晴れ渡った結婚式、披露宴は新郎新婦はもちろんのこと、ご家族、友人みんなが終始幸せそうな笑顔をしていて温かい雰囲気につつまれていた。こんな温かい空間にいることができ、参列させてもらえてよかった、のん君と出会うことができてよかったと感じつつ過ごしていた。また二次会には新風館を使用しとてもおしゃれで、新郎新婦の気の利いた準備が随所に見られた。

結婚式に当たり野球部の同期からDVDを作成しプレゼントすることにした。事前にチャットを使い話し合いをし、結局オバマ大統領が就任したばかりということもあり、オバマ大統領のインタビュー映像に二人の結婚を祝っている字幕を入れ、続いて緊急ニュースということで野球部の同僚一人一人からメッセージが届くという内容にした。大学院でタンパク質の研究を続ける松岡氏が研究が忙しい中にも関わらず動画をつなぎ合わせすばらしい一作ができあがった。

自分はそこのメッセージで、自分が高校三年間でのん君から感じ、学んだのん君の良いところ三点を家族でも活かしてほしいという思いを込めて新婦のさちこさんに伝えた。その三点とは明るく、優しく、愚直に、の三つで以下のように伝えた。

のん君の良いところ:
一、明るく。のん君はとにかく明るい。何かあるとすぐ笑い、いつも腹を抱え笑っていた。その明るさに一緒にいる自分も何度も明るい気持ちにしてもらえた。きっとこの明るさは家族に温もりをもたらすのではないだろうか。

二、優しく。のん君はいつも優しい。自分は不平不満があるとついつい愚痴ってしまうが、のん君はめったに不平不満また人の悪口を言わなかった。のん君というあだ名がとても似合うのは彼の生き方の優しさがあるからこそだと思う。きっとこの優しさは家族に愛を育むのではないだろうか。

三、愚直に。高校時代から誠実でまじめだった。愚直に日々を過ごしている先には成長があると思う。事実高校三年間でのん君のプレーは見違えるほどうまくなった。現在も漁師として毎朝早朝3時ごろに起床して日々仕事をしているという。きっとこの愚直さは家族に信頼感や安心感をもたらすのではないか。

これから二人で良いところを見つけあって素敵な家庭を築いてほしい。

きっとこれ以上にのん君のいいところはたくさんある。高校三年間に比べ夫婦生活は何十倍も長い。新婦のさちこさんは更にのん君の良いところに気づいていくのだろう。そしてのん君もさちこさんの良いところをたくさん理解し、すばらしい夫婦生活を送ってほしいものだ。のん君、さっちゃん本当におめでとう!


2009年3月13日金曜日

京都行

高校時代の友人の結婚式の参列のため今晩上海から京都へ行きます。

13日21時関空着、烏丸御池付近宿泊
14日16時~新風館での結婚式二次会に参加してます。その後広島へ。
15日広島から大阪へ⇒関西空港から上海へ

14日のホワイトデー、京都新風館での結婚パーティに参列しています。このブログを読んでくれている人で
近くを通った方連絡ください。

2009年3月8日日曜日

東京~八王子~学生時代の仲間との再会

学生時代に日本と中国で運営していた学生団体の今後について考える『総会』が開催されるため東京へ行ってきた。毎年3月に開催しており、今年で2回目になる。これから主役として活動していく現役メンバー、大学卒業を目の前にしたメンバー、社会人になった卒業メンバー総勢30名が八王子に終結した。自己紹介、昨年の活動総括、今年の活動プランの発表、社会人からの仕事紹介プレゼンテーション、卒業式、などなど充実の1泊2日だった。

今年で5年目を迎える団体、現役メンバーには期待と自分たちに何か協力できることは無いかという気持ちで向き合った。自分達が活動していた2005年、2006年と、2009年とでは団体が社会で求められていることが違うはずだ。過去積み上げてきた実績や方法等を最大限に活用しつつも、これまでにとらわれることなく、メンバー一人一人で社会に求められていることを熟考し新しいことにチャレンジしていってほしいと思う。卒業メンバーとして、この団体出身で社会でこんな活躍している人がいる。自分たちもそうなりたい。と思ってもらえるようにこれからも仕事を頑張っていこうと思う。

大学時代一緒に活動していた同期メンバーからはそれぞれの価値観で社会と向き合っている(向き合っていこうとしている)ことが感じられた。今どんな仕事をしていてどんな学びがある、どんな悩みがある、ライフワークバランスを重視したい、自分の本当にやりたいことを探したい、会計を勉強して必要とされる人になりたい、責任があってかつ自由な仕事ができるように起業して事業をしてみたい、おもしろい人と仕事していきたい、今年中国に駐在になるかもしれない、転職をするかもしれない。様々な業種に旅たった一人一人が、自分の能力を最大限に発揮するために考え進んでいて個性があふれていた。

意見によっては、あー分かる。と同意するものもあるし、またそれは自分は望まないなあと価値観の違いを感じるものもある。同意できる考えからは自分の考えをさらに深くするエネルギーをもらえ、同意できない意見からは違う価値観を知れ視野を広くしてくれるように感じた。改めてこのバライティ豊な個性的メンバーが集まったことが大きく団体を育ててたエネルギーだったんだなと感じる。来年から社会人、社会人1年目、社会人2年目のそれぞれのメンバーがどうなっていくのかとても楽しみだ。

この総会を通じて、同期や後輩に対して、自分のこれからのビジョンを「語れる人」になるれるか?語れるだけの人生を送っているか?ということを意識していきたいと思えた。この人のこの後楽しみ!と自分が他のメンバーから感じたように、一緒に話すとエネルギーが相手に伝染するような人になっていきたいものだ。そのためにも、これからも日々考え行動していきたいと思う。総会を終え、上海へ。あっという間の東京滞在だったけど参加してよかった。

2009年3月2日月曜日

問いを立てる>問いを解く 分かる>納得する【R25ナイスQ編集部より】

PODCAST番組の『R25ナイスQ編集部』という番組がおもしろい。答えを知っているより問題を作れる方が偉いという大前提の下、何気ない小さな問いを徹底的に調べていき、へ~。という内容が多く好奇心をそそられる。

中でも、毎回放送のはじめに紹介される。『東京大学松井孝文教授は言いました。』というコーナーで、「納得する」という言葉と、「分かる」という言葉を分けて考えること、問題を解くことより、ちゃんとした問いを立てることの方が大事であること。が話されていて納得を分かると思っていた自分や問いを立てず日々を送っていた自分を感じることができた。

以下松井教授のコメント一部議事録

2008年12月20日
『あまり区別なくね分かるとか納得するって言葉使ってるわけ。僕は分けているわけ。自分の経験してきた時間身の回りのことだけで判断するそれは納得するって世界。分かったことにならない。だから問題を作ってないっていうのはそういうことなんです。問題を立てて問題を解くっていうのは分かる世界の話だから。分かるっていうのは広居時空スケールの中で問題こう作って解いていくっていうのが分かる世界の話なんですよ。』

2008年12月27日
『文明とは何かって問いだって答えられる?非常に大きな問題っていうのは答えようがないわけだよ。だけど、意味することこは分かるわけでしょ?文明とは何かってだれだって興味あるわけだよ。これをじゃあこういう問題ですよと。これを解けば文明とは何かと分かりますよ。こういう格好の問いにしないといけないわけです。』

2009年1月3日
『みんな答えを知っているわけじゃないんだよね。問題を立てればその答えは出てくるんだよ。問題が悪ければ答えがでたってしょうがないわけだよ。だからその問題に対する答えを出せる能力がある人はいっぱいいるかもしれない。良い問題が立てられないと、答えを出し方を分かったとしても究極のゴールである解くべき答えにはならない。解くべき問題が分かればそれを解けばいいだけじゃないか。』

2009年1月10日17日
『誰でもそうだけど例えば僕のとこなんか学生が来るでしょ。こういう研究がしたいです。こういう問題を解きたいんですって言うわけでしょ。その問題が非常に大きなテーマが多いわけですよ。例えば生命の起源を知りたいとか 地球の起源を知りたいとか、太陽系の起源を知りたいとか。そういう研究をやりたいんです。ということを言ってくるんだよ。だけどこんなもの何も問いになってないわけ。だって生命の起源を解くってどうすれば解いたことになる。分からないでしょ?だから問いになってないわけですよ。』

2009年1月24日31日
『現状がどういう現状なのかってことをやっぱ自分の頭で考えなきゃ。それも自分の経験とかね、身の回りのことだけじゃなくてもっと広い時空スケールの中でこの問題は何なのかってことを自分の頭で考えなきゃいかんよ。まず現状の認識をしないと問題も立てられないよ。皆さん現状認識が正しくないから問題が立てられない。現代とはいかなる時代かなんてパッと答えられないでしょ。そうしなきゃ今何を解くべき問題かって、今の社会で何が問題かなんて見えてこないでしょ。』

2009年2月7日14日
『今の君たちが生きてきた時間であるとか今この瞬間に認知できる空間の広さの中で生きているってことは
それ動物がやっている生き方と同じ自分が感カクくできる範囲の中で空間を感じ、生まれてからずっと生きてきたその歴史の中でいろいろ判断をしている。というのが動物が生きてきた時間空間。人間だけは、ホモサピエンスはこの時間空間を拡張できるわけ。そういう能力を持ったから実は文明を開いたわけ。』

2009年2月21日29日
『皆さんが、人間圏ね正義だとか経済だとか何でもいいけどそれは納得する世界なんだよ。自然科学とかは分かる世界これがねだけどそれが今入り混じっているわけだ。科学技術文明の時代だから。だから分かる話と納得する話と分けて考えていかないといけないわけだ。で問題を立てて解いていかないといけない。』


このPODCASTから今後心がけることとして、以下の二点があげられる。

一、問いを立てる>問いを解く
二、分かる>納得する

一、問いを立てる>問いを解く
先日『キイナの読書法』を書いた時、「研究の場合では、「未知の物理現象のどこが分からないのか」が本当に分かったら7割方問題は終わりです。」とナベさんからもらったコメントにも、問いを解くことよりも立てることの方が難しいことが書かれていたし、自分の生活でも例えば戦略を立てたり、商品サービスを生みだすのは難しいけど、できあがった戦略を実行したり、商品、サービスを営業していくのは簡単といった具合に問いを立てることの難しさと重要性を感じる。

二、分かる>納得する
立てることができた問いに対して、これまでの歴史や現在のことについて本を読んだりネットを見たり人に会ったりして情報を集め、「納得できたこと」をたくさん増やす。「質の高い納得」と「更に質の高い問い」で、時間と空間を拡張するために想像力を発揮させることができるのかもしれない。

一、二も前者は0の状態からのスタートだが、後者はすでに100のうち最低1は始まっているからその分頭を使わなくてもいい。どれだけ自分の頭を使えたか?良い問いを立てられ、分かるに巡り合えるには重要なキーワードのようだ。

2009年2月12日木曜日

『海角七号』(『Cape No.7』) 【映画】

『海角七号』という台湾映画を上海の中心地人民広場の映画館に見に行った。日本ではあまり話題にされていないが、興行収入は5億台湾ドルを突破し台湾歴代映画興行成績のランキングでタイタニックに次ぎ2位になったこともあり上海でも注目されている。

1940年代日本統治時代の台湾から敗戦のため日本に引き上げる日本人男性と、台湾に残る台湾人女性の引きちぎられ崩れた恋が、台湾南部の田舎町での地方活性化を目的とした日本人の中孝介のコンサートを企画することで60年越しに蘇る。というストーリーだ。

映画の中では、台湾にやむなく恋人を残してしまった日本人が日本への航海中に必死に愛する気持ちをラブレターに書き綴る。昔書いたラブレターが、執筆した男性が他界し、女性はシワシワの耳が聞こえないおばあさんになってしまった60年後に届く。日本人と台湾人の国境を超えた愛。といったシーンから感じる“恋愛”。

バンドを挫折し活力を失ってしまった息子に再びバンドをするチャンスを与える、いじけてしまった息子を励ますためバイクを一緒に拭くといった父親の優しさ。息子のライブを見ているときのお父さんの万面の笑み。親子が海を見ながら気持ちよさそうに唄う。敬意を表しおじいちゃんもバンドメンバーに入れる。などのシーンから感じる“親子愛”。

地元を盛り上げるために皆でライブを成功させようとする。「海角七号という地名はどこにあるのか?」と様々な人に尋ねその度に「ありがとう」とお礼を言う小さいけど温かいコミュニティー。というシーンから
感じる“地元愛”。

『馬拉柔』という米酒を必死に販売し、60本売れたときは大喜びするする営業マンの姿勢から感じる“会社愛”。

など面白おかしく描かれたストーリーの中にも様々な“愛”が見てとれ、これまで中国語の映画で言葉の壁もありあまり感情移入できなかったが、とても感動し思わす涙が流れてしまった。

また、台湾へは大学2年生のころ短期留学していたので、台湾の雰囲気、人の温かさ、海を望む台南の風景など懐かしさを感じられた。日本では一部映画館では放映されたそうだがDVDなど発売になるだろうか。もしそうなら是非購入したい一作だ。上海で良い映画を見ることができてうれしい一日だった。

今日の映画のチケットは50元(約750円)。日本よりは安く見れるが、物価同様映画の料金も少しずつ高くなっているようだ。

BeiXu(ベイシュー)東京ライブ

上海のジャズバーで初めてライブに行き(『上海のジャズバー』)それからすっかりファンになってしまった中国のジャズシンガーBeiXu(ベイシュー)さんの東京ライブがあり、たまたま自分も東京に滞在できる間だったので再びライブに行ってみた。

場所は渋谷のセルリアンタワーの中にあるジャズバー『JZBrat』。セルリアンタワーには友人の卒業式の際一度行ったことがあったが、改めて行ってみるとそのゴージャスさに驚かされた。オフィス棟にはグーグルジャパンやGMOといった有名企業も入居しているようだった。

上海でのライブでもそうだったが、東京でのライブもその独特なズッシリとした美しい歌声が胸の奥の方まで伝わってくる感じだった。また、前回は欧米人の観衆を前にだったが、今回は日本人の観衆を前に、中国人として歌を通じて感動を与えている姿がとてもかっこよかった。またプロデューサーであり、ベース担当の塩田哲嗣さんの存在感も抜群だった。

YOUAREBEAUTIFULの歌声を久しぶりに聴いたら、上海のあらゆるシーンが思い出せ、ぐっとくるものを感じた。クリスマスライブということで最後に言った「あなたに良いことがたくさん起こりますように。」というメッセージが心にしみる東京ライブだった。

2009年2月4日水曜日

2020年の世界経済

YOUTUBEに2008年春台湾のテレビで大前研一氏が2020年の経済予想をする番組がありおもしろかった。



議事録:2020年世界の経済規模ベスト5を予想を発表しており、世界で最大の国家はEU、二位はアメリカ、三位は中国、四位はインド、五位は日本となるだろう。EUが一位になる理由は二点あって、一点目はEUははじめて武力を使わずルールとロジックとビジョンで拡大していること。アメリカや日本は国家の都合でお金が足りなかったら印刷したり、イラクで戦争し国債を出したりして発展してきたのに対し、国家がルールに従っているから今後ユーロは強いだろう。二点目は、12年後はロシアのプーチンが辞める時であり、それに伴いロシアがEUに入る可能性が高かいこと。こういう中で台湾、現在二位の経済大国日本はどうするべきか?今のようにアメリカ、中国との関係をどうするかを重点的に考えていただけではだめで、インドとどうするの?EUとどうするの?と考え発言できるようにならないといけない。


11年後の2020年自分は37歳、この予想が的中するとすれば、今後徐々に日本が後退しEU、中国、インドに抜かれていくのを体験していくことになる。世界二位から世界五位になり何が変わるのだろうか。これまでインドや中国、ロシアと言えば、日本より人が多く、国土の大きな国だけど、経済面では自分の国の方が発展していると思っていたがそれ逆の立場になる。僕たちの子供の世代は先進国としてインドや中国、ロシアを見ることになる。日本は今後どうするべきか?まずそもそもこの豊かさは自分たち世代が作ったものではなく、父、祖父、曾祖父等祖先が築き上げてきたものであることを知り、そのことに感謝する。そしてその享受している豊さにあぐらをかくのではなく、現状での強みを理解しそこを伸ばしていきつつ、その強みから新しい強みを生み出していく。インド、中国、ロシアとお互い発展するように付き合っていく。などと非常に抽象的にしか考えられないが、世界第二位の経済大国という現実が変わりつつあることを知りながら生きていこうと思う。

2009年2月3日火曜日

キイナの読書法

ドラマ『キイナ』の菅野美穂主演のキイナの情報収集方法がかっこいい。

不可解な事件が起きたら事件現場に行き、原因を調べる。

原因を解明するために調べるべき情報が何なのかを知る。

図書館に行き、関連の本を集め、速読で端から端まで調べる。一気に集中するため読み終えた後は爆睡。

知りたい情報を仕入れ、情報と情報をつなぎ合わせて解決策見つけ出しプレゼンする。

キイナの
①本質的な問題を捉える考察力。
②ほしい情報を高速で探す情報収集力、速読力、集中力。
③大量な本に囲まれても、読むことが目的なのではなく、活用することを目的にしている読書力。
情報収集のお手本だ。このドラマはすべて実話に基づいて作られているそうなので、モデルとなっている人に是非会ってみたい。

2009年1月29日木曜日

自分だけの特長的な資質

こんなテストが『さあ、才能に目覚めよう!』という本に紹介されていてやってみたが、なかなかおもしろい自己分析だった。自己分析をするには、本を購入→ウェブにアクセス→本の表紙裏に書かれているIDを入力→で簡単にでき、90問近くの質問に答える。


自分だけの特長的な資質

自分だけの特長的な資質
The Gallup Organizationが長年に渡って実施してきた調査によると、仕事を最も効果的に行うのは、自分の強みと行動を理解している人たちです。 このような人たちは、仕事や家庭生活で日々求められていることをやりこなす戦略的な能力に優れています。

自分にどのような知識やスキルがあるかを確かめることによって、基本的な能力はわかりますが、自分の本来の資質に気付き理解することによって、どのような行動を取ることで将来成功を収められられるかがわかります。

「自分だけの特長的な資質」のレポートは、あなたのStrengthsFinderの結果に基づき、上位5つの資質を強い順に並べたものです。 全34項目中、これらの資質があなたの強みの上位5つです。

「自分だけの特長的な資質」は、資質を最大限に活かし、将来の成功につなぐ手がかりとなります。 個々の資質に着目したり全体を概観することで、自分にどのような資質があるかをよく把握することができ、さらにそれらを強みとして成長させ、仕事やプライベートの両面で一貫してよい結果を得ることができます。

→自分の結果は、、、

包含

「もっと輪を広げよう。」これはあなたが人生の基本としている信念です。あなたは人々をグループの中に包含し、その一員であると感じさせたいのです。選ばれた者だけのグループを好む人たちとは正反対です。あなたは他の人を寄せ付けないこのようなグループとの関わりを積極的に避けます。 あなたはグループの輪を広げ、できるだけ多くの人がグループに支えられることによる恩恵を受けられるようにしたいと考えています。あなたは、誰かがグループの外側から中を覗いているような光景を嫌悪します。あなたは彼らが暖かさを感じることができるように、彼らを中に引き入れたいと思います。あなたは、本能的に寛容性を持っている人です。人種、性別、国籍、性格や宗教がどうであれ、あなたは人をほとんど批判しません。批判を与えることは、人の感情を傷つけるかもしれません。必要もないのに、なぜそんなことをしなければならないのでしょうか? あなたの包含という資質は、「人はそれぞれ違っており、その違いに敬意を払うべきだ」という信念に必ずしも基づいているわけではありません。むしろ、人は基本的に皆同じであるという確信に基づいています。人は、皆同じように重要なのです。ですから、誰一人として無視されてはいけないのです。私たち一人ひとりがグループに含まれるべきです。私たちは皆、少なくともそれに値するのです。

収集心

あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。なぜそれらは保管する価値があるのでしょうか? 保管する時点では、何時または何故あなたがそれらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょう。でも、それがいつか役に立つようになるかどうか誰が知っているでしょう。あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくることでしょう。

責任感

あなたは責任感という資質により、自分がやると言ったことに対しては何でもやり遂げようという強い気持ちを持ちます。それが大きかろうと小さかろうと、あなたは完了するまでそれをやり遂げることに心理的に拘束されます。あなたの良い評判はそこから来ています。もし何かの理由であなたが約束を果たせない時、あなたは相手に対してそれを何らかの形で埋め合わせる方法を無意識に探し始めます。謝罪では十分でありません。言い訳や正当化は問題外です。あなたは埋め合わせが終るまで、生きた心地がしません。このような良心、物事を正しく行うことに対する強迫観念に近い考え、非の打ち所がない倫理観、これらがすべてあいまって「絶対的に信頼できる」という高い評判を生み出すのです。人が新しい責任を誰かに任せる時、まずあなたに目を向けるでしょう。あなたがその責任を必ず果たすことを知っているからです。人々があなたに助けを求めてくるとき――すぐにそうなるでしょうが――あなたは選ぶ目を持たなければなりません。進んで事に当たろうとするあまり、できる範囲以上に仕事を引受けてしまう場合もあるからです。

自我

あなたは、他人の目にとても重要な人間として映りたいのです。もっとはっきり言えば、あなたは認められたいのです。あなたは聴いて欲しいのです。あなたは目立ちたいのです。あなたは知られたいのです。具体的には、あなたの持ち前の強みによって人に知られ、評価されたいのです。あなたは、信頼でき、プロフェッショナルであり、そして成功している人として、尊敬されたいと感じています。同時に、あなたは信頼でき、プロフェッショナルで、成功している人とだけつきあいたいのです。もしそういう人でないと、あなたは彼らがそうなるまで圧力をかけるでしょう。彼らがそうならないなら、あなたは彼らを置いて先へ進むでしょう。独立心の強いあなたは、仕事を単なる仕事そのものではなく、自分の人生そのものにしたいと考えています。そしてその仕事の中で、好きなようにやらせて欲しい、又は自分のやり方でやるための余地を与えて欲しいのです。あなたのこのことに対する熱い思いは非常に強く、あなたはこれらを実現しようとします。ですからあなたの生活は、強く求める目標、成果、地位であふれています。何に焦点を当てていようとも――一人によって異なりますが――あなたの「自我」という資質は、中途半端から優秀な状態へとあなたを向上させ続けます。これが、あなたをより向上させ続けている資質なのです。

着想

あなたは着想に魅力を感じます。では、着想とは何でしょうか? 着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。着想とは結びつきです。あなたのような考え方を持つ人は、いつも結びつきを探しています。見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。着想とは、皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して、新しい見方をすることです。あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。あなたはこのような着想すべてが大好きです。なぜなら、それらは深い意味があるからです。なぜなら、それらは目新しいからです。それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。他の人たちはあなたのことを、創造的とか独創的とか、あるいは概念的とか、知的とさえ名付けるかもしれません。おそらく、どれもあてはまるかもしれません。どれもあてはまらないかもしれません。確実なのは、着想はあなたにとってスリルがあるということです。そしてほとんど毎日そうであれば、あなたは幸せなのです。


包含→確かに何かをするときに人を誘うことは好きだ。
収集心→幼いころはビックリマンやプロ野球カード、高校のころはペプシの付録、大学では豚の置物を集めていた。
責任感→何かを頼まれると、それを実施するまで落ち着かないことは多い。
自我→地位とか賞とか気にしないと思いつつも、どこかで気にしている自分もいる。
着想→マインドマップなどをやっていると、アイデアからアイデアをつなげることはよくある。
と、いった感じて結構当たっているような気がする。本には、この五つを足したり、引いたり、掛けたり、割ったりしながら様々な形の長所として現れてくるそうなので、何かを実行するときなど意識したいと思う。また、本に紹介されている他にどういう長所も知って、他人の長所に気づけるコミュニケーション能力をつけたい。組織のみんなでこのテストをやってメンバー間の長所を理解しあえると楽しいだろうなと思う。

2009年1月21日水曜日

精力的に動き回る男

上海に留学時代の友人が他界し、昨日彼の生まれ故郷での告別式に参列した。

彼とは上海留学時代、企画を成功させるという同じ目標を持ち熱い熱い夏を過ごした。
忙しいスケジュールを精力的に動き周るその行動力にエネルギーをもらった。また、どんな時も謙虚でまじめに物事に取り組む姿勢に感心させられた。彼に紹介してもらった上海に住む妹さんとも仲良くなり上海でとても楽しい時間を過ごさせてもらった。

告別式に参加し、とても元気だったはずなのに眠り続けている姿を見て、彼の死をどうすれば無駄にしないのか考えた。それは、お父さんが参列者の方々に語られていた「息子が他界した1月17日は阪神大震災と同じ日です。震災のことを思い出した時に息子のことを思い出してほしい。」と言う死んでも息子のことを忘れないでほしい。という気持ちを忘れないことだと思う。

誰かの役に立ちたいと精一杯生きていた彼の姿をこれからも心に留め続けたいと思う。
他界してしまったけど、上海で彼に出会えて本当によかったと思う。

2009年1月18日日曜日

父が還暦

父が還暦を迎えた。昔テレビで、ジャイアンツの長嶋監督が還暦祝いに報道陣から赤いチャンチャンコを贈られケーキを吹き消す場面を見て、還暦ってああやって祝うのか。と知り、年末実家で姉妹と母とどのようにして父の還暦を祝うか相談した。

話し合いをして間もなく、60歳以後も仕事を続けていきたいと話していたので、仕事で使えるビジネスバックをお金を出し合い購入して贈ることがまず決まった。そして家にある先祖の写真を見てこの人が自分の先祖か。と思えた経験から、記念に残る写真を写真館に行って撮ろうということが決まった。その他には?と引き続きアイデアを出し合っていると、父さんの似顔絵を描いて贈るのはどう?と言うアイデアが姉か妹の口から出た。それいいね!と決定し、それぞれが、誕生日の前までに手紙着きでA4の紙に似顔絵を描くことになった。

先週の週末、A4の紙を購入し似顔絵を描いた。似顔絵を書くのは幼稚園の時近所のスーパーが父の日に募集していた父親似顔絵大会以来のことだ。父の写真を見ながら、似顔絵を描きながらこのプレゼントにしてよかったなと思えた。父の顔をじっくり眺めるので増えた白髪、深いシワを写真ごしだがまじまじと見ることができ、その白髪やシワから、生まれて60年、母と結婚し姉自分妹が生まれた約30年の父の歩んで来た道のようなものを感じることができたからだ。

自信作の似顔絵が完成し、京都に住んでいる姉妹に郵送し、今日京都から広島に三人からの似顔絵が届いようだ。父からお昼過ぎにありがとうのメールが届いた。お正月に父はスーツ、子供と母は着物を着て神社に初詣に行く際写真館に寄って撮った記念写真も今日家に届いているはずだ。父が喜んでくれて、また60歳を過ぎても人生を満喫してもらえるととてもうれしい。



ちなみにWikipediaより還暦の意味は、
還暦(かんれき)とは、干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支にふたたび戻ること。通常は人間の年齢について言い、数え年61歳(生まれ年に60を加えた年)を指す。本卦還り(ほんけがえり)ともいう。以後、その年は「今年、還暦を迎えた」の様に表現する。日本における還暦の祝いでは、本人に赤色の衣服(頭巾やちゃんちゃんこなど)を贈る。かつては魔除けの意味で産着に赤色が使われていたため、再び生まれた時に帰るという意味でこの習慣がある。だそうである。

2009年1月16日金曜日

すばらしい風景

東京で宿泊している家の近くに小さな銭湯があり時間を見つけては通っている。脱衣所には体重計や木でできた身長計などあり、なかなか雰囲気のある処だ。銭湯は、温かいお湯に浸かりながら、時には何も考えずぼーっと全身を休めたり、時にはサウナに入りながら目を閉じてこれからどうしていきたいかなんかを考えたりしていて、自分だけの時間を満喫できるから好きだ。

先日浸かりに行った時、ある親子のとてもすばらしい光景を見ることができた。お風呂に入ると、おじいさん(80歳くらい)を床にペタッと座らせ、息子(50歳くらい)がおじいさんのひげを剃ってあげていた。気持ちよさそうにひげを剃られているおじいさん、必死に父親のひげを剃る息子、そこから感じられる親子愛のようなものを感じ、浸かりながら眺めとても心が安らいだ。

その親子が出ていって間もなく、自分も脱衣所に向かったら、今度はその息子がおじいさんの洋服を着させてあげていた。ふとそのおじいさんと目が合ったら、おじいさんは自分の方を見てニコッとしてくれた。思わず自分もニコッと笑顔を返した。息子に世話をしてもらえるのがうれしいのか、お風呂が気持ちよかったのか、分からないが、おじいさんはとてもうれしそうだった。

こんな形で親孝行を実行している息子さんはすごいなあ。親子で行ける銭湯っていいなあ。と温かい気持ちになりポカポカした体でコートの隙間から入ってくる真冬の冷たい風に心地よさを感じつつ家路についた。

2009年1月12日月曜日

高校サッカー決勝観戦@国立競技場

高校サッカーの第87回全国高校選手権の決勝戦まで地元広島代表皆実高校が残っているので一緒に観戦に行かないか?と横浜に住んでいる叔父(父の弟)から誘われ国立競技場に行ってきた。サッカー観戦は地元でサンフレッチェの試合を一度、上海で横浜マリノス(当時)の国際マッチを見に行ったこと以来三回目で、これまであまり興味を持っていなかったが、地元広島の皆実が快挙をなそうとしているのならと見てみたいという気持ち、せっかく東京にいれるので国立競技場を見てみたいという気持ちで見に行くことにした。

試合は広島代表皆実高校が持ち前のチーム一丸となった試合運びで、日本を代表するストライカー大迫勇率いる鹿児島城西高校を3-2で降し、見事日本一に輝いた。両校の白熱した点取り合戦にほぼ満員の国立競技場は沸き返っていた。

試合後、1年ドイツで生活していたころドイツ人とサッカーをたくさんしていたためサッカーに詳しい叔父がおもしろい話をしてくれた。「野球やテニス(シングルス)は個人プレーの要素が大きいが、それと違って、サッカーやラグビーはチームワークが求めらられているのでサッカーを見ていると組織の重要性がいろいろ勉強できる。」なるほど、野球は団体競技であるが、中身はピッチャー対バッター、各ポジションごとの守り等で個人プレーが多くあるスポーツであるのに対し、サッカーを生で見てみると、ゴールキックを蹴るときはピッチ上の20人がグランド中央に密集したり、ディフェンスラインを保つために他のプレイヤーとの位置関係を見て小さな魚の群のように全員で動いたり、攻撃としてパスが回ってこなくてもサイドバックの選手は無駄足になっても何度もオーバーラップをかけていたりと、同時に全員がプレーする時間が多く組織での動きの重要性が感じられた。この組織での動きはテレビではなかなか見ることができず、生の観戦でさらに真横から見ることができた時学べるということなので、これからもチャンスがあればサッカー観戦をしてみようと思う。

サッカー観戦の魅力が分かり、そして地元広島の高校がめでたく栄冠を手にしておもしろい一日だった。皆実高校のイレブン、優勝本当におめでとう。そして東京で広島代表が優勝という喜びを与えてくれてありがとう!という気持ちで国立競技場を後にし、渋谷にある叔父おすすめのウナギ屋でウナギの串焼きを肴に日本酒を飲んだ。楽しい一日だった。

2009年1月11日日曜日

『安城家の舞踏会』~神保町シアター~【映画】

東京に来ている。今日は時間があったので神保町の岩波ホールで上映されている『懺悔』という映画を見に行ってみた。開演に合わせて神保町へ到着。しかし、今日は違う映画の舞台挨拶で今日の上映は無いことを知らされ、仕方なく近くにある神保町シアターへ行ってみた。

このシアターは和製名作映画を中心に放映する映画館だそうで、1月は俳優森雅之の出演作品シリーズが放映されており、今日は17時30分から『安城家の舞踏会』という映画が放映されているので見てみることにした。

なぜ岩波ホールに行きたくなったかと言うと、それは今年のテーマの一つに「心を磨く」を実行したいからだ。心を磨き清らかな心の持ち主になるために、具体的には良書をたくさん読んだり、茶道や合気道などを勉強して精神を静める姿勢を学んでみたり、字を綺麗に書く部屋を綺麗にする服装を毎日整えるといった形を整えたり、そして今日のような名作と言われた映画をたくさん見てたくさん感動していきたいと思っている。

また最近役者としての進路を進んでいる同級生と再会し、演技を通してして社会に何かを訴えていく、自分を表現していく生き方に触れ、演技ということに興味を持ったこともあり、名作といわれる映画がたくさん放映される岩波ホールに是非行ってみたいと思った。

『安城家の舞踏会』は敗戦後の没落していく皇族を描いた作品だった。「古いものがほろび、新しいものが生まれる。新しいものが生まれるために古いものがほろびていく。」というセリフ、安城家に飾ってある兜を来客が倒しそしてそれを跨ぐ(伝統である武士道に背く行為)シーン、安城家の長男である正彦が舞踏会終盤は音楽隊に入っている(権力者が非権力者に使われている)シーン、などこれまでの権力がひっくり返っていく場面が多々見られ、財力で作り上げられた幻想のような「権力」を批判しているように読みとれた。人格ではなく、財力で創り上げた権力のはかなさを感じた。

また、スクリーンに映し出される男優森雅之は2人の女から頼むから結婚してくれとせがまれるも結婚なんかするもんかと女を失望させ、我が道を行く男になりきっていた。お坊ちゃんだけどそれにすがれない状況で、自分はどうして生きていくか、新しいことにチャレンジしようとしている姿が感じられた。また主演である滝沢修の演技から男としての存在感のようなものを感じられ、男としての魅力を感じた。

東京には1月末までいられるので、暇を見つけては岩波ホールや神保町シアターまた美術館などに通いたい
と思う。

2009年1月1日木曜日

2009年の抱負

新年は広島の実家で迎えることができた。昨年は上海だったので、家族で過ごせる正月は久し振りだ。家族でおせち料理の食卓を囲い、初めて着物で広島の護国神社に初詣に行きお神酒を飲んだりした。また、高校の野球部時代の友人と数年ぶりにお酒を飲めとても良いお正月だった。

大学のころからたいてい大晦日やお正月には、今年一年に何をやりたいか。と考え、決意を新たにしていたが、今年はあまりそんな気持ちになれなかった(このブログが完成したのは2月)。それは、昨年一年を通して「嘘をつきたくない」という気持ちが芽生えたからだ。2008年はやりたいっていうことが先に行き過ぎて有言実行ができていなかった。そのため自分の言ったことに嘘をついてしまいどんどん疲弊していく自分を感じ、そのうち不言実行という言葉に魅かれるものを感じた。有言実行、不言実行、目標が無いと自分のベクトルを合わせにくいし、目標を持たなくても日々目の前にあることを精一杯を積み重ねると知らない間に実行できていることもあるから両方大事だと思う。今年はその両方を意識して、やりたいやりたいっていう気持ちだけじゃなく、行動を伴わせ、行動が伴わせられない場合はじっと耐えるが如く学び、実行できるような人間を目指せる2009年にしたいと思う。

そんな思いを持ちつつ、2009年有言実行したいことは、、

●テーマ
-「嘘をつかない!忍耐力!実行力!」
普段の何気ない会話で、自分では良い嘘だと思ってついついあるようで無いことを口にしてしまうことがあった。極力現実に伴った発言を心がけたいと思う。また、これやりたい!と思えない時、70%くらいの中途半端な状態で辛い自分から逃げるのではなく、現実を見つめ70%の中からいかにしたら楽しみを見いだせるかを考えられるようになりたい。
-「心を磨く」
「自分は自分の内の天の声を窒息させたことを知る」(孔子)
心を底の底から清くしなければならない。見えないところで己を慎み、悪いことをしないようにし、心を正しくする。また、丁寧で親切な字を書く、うそをつなない、不平を言わない、親切にする、意地悪くない、忍耐強くするなどといった生活態度で在りたいと思う。

●勉強
-英語の勉強に力を入れてみようと思う。中国語と同様、英語も話せるようになりたい。まずはTOEIC750点。また、MBAのテストを受けられるに値するGMATをこなせるくらいの英語力を着けたい。
-中国語も中級で甘んじしまっているので、さらに力をいれたい。
-ワインや日本酒、ビールの勉強をすすめる。

●年間読書数を300冊
-起業系100冊→事業を興した起業家はどうやってビジネスシステムを創り、志を育んだのかを学びたい。
-ビジネス系50冊→仕事術、業界情報等最新のものを取り入れ価値の高いビジネスパーソンになりたい。
-中国系30冊→中国のことにもっと詳しくなりたい。
-新書本30冊→新書を通じ今社会で何が注目されていて、どういう動きが求められているのかを知りたい。
-自己啓発本30冊→人格形成に役立つものを選んで行きたい。
-歴史本10冊→歴史を知り、もっと人生観に縦の幅をもたせたい。
-小説(名作)10冊→物語から想像力を高め、美しい文章に触れブログやメール等の文章力をつけたい。
-投資家系10冊→お金の知識をつけて行き、お金と上手く付き合っていけるようになりたい。
-哲学・思想・宗教系10冊→人間としての幅を広げていきたい。
-一般教養・雑学・趣味・その他20冊
チャンスがあればフォトリーディングをマスターし、読書力、情報収集力をもっと高められればと思う。

●趣味
茶道と合気道とダンスを始める。自分の性格として、先を先を焦ってしまいそして心配をしてしまう癖があるので、茶道で一期一会を感じてみたり、合気道を通して相手の攻撃を迎え撃って不安を無くす態度を得てみたいと思う。また、ダンス(ジャンルは検討中)を始めて体を動かしながら音楽を楽しめるようになりたい。

今年一年良い年でありますように!

2009年初日の出