2009年4月1日水曜日

上海の桜


昨日上海を歩いていると桜を見つけることができた。中心ストリートの裏路地の公園に5本ほど植えてあり、『美人櫻』という品種だった。満開を過ぎ葉桜の状態だったが、久しぶりに桜を見ることができ、さらに上海では桜は見れないと決めかかっていたので、綺麗なピンク色の桜を見てしばし心がほっと落ち着いた。

今日から4月。おそらく日本は桜満開で今日から新生活の人が多いだろう。大学のころの友人も今日から仕事という人が多い。妹も今日から新社会人として仕事を始めると言っていた。

一昨日、大学を卒業し、2年の勤務を経て始めて念願の中国出張というチケットを手に入れ上海に来た同級生と再会し話した時も思ったが(この記事は後日書きたい)、自分は、仕事は決して自分のすべてではないが、人生で自分を形作る大きな要素の一つだと思う。自分という茎(これまでの生い立ち、思想)があり、そこに仕事、家族、恋人、教養、お金、趣味、友達、ライバル、宗教、団体などの花びらが育っていくイメージを懐いている。花びらとしては別別であるが、仕事での成長が他の花びらの成長、発展に茎を通じてつながっていると思う。

wikipediaによると、花が美しく香りがあるわけは、花が鳥や昆虫などに花粉媒介をしてもらうために移動能力の大きい動物の目を引くためで、人間にとってそれが魅力的であるのは、われわれヒトも同じく地上の生物の1つであるため、視覚や判断に鳥などと共通する点があるためであろう。と書かれている。

友人や妹が自分という花を満開の桜の如く咲かせるよう、新生活ですばらしい仕事に巡り会えればいい。

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