2009年4月30日木曜日

河南省鄭州市への旅

河南省鄭州市へ行ってみようと思う。先日『河南省の友人からのうれしい贈り物』で書いた河南省の友人から休みがあれば是非遊びにきてと言ってもらえていたので5月の労働節の三連休を利用して行ってみることにした。

夜上海駅へチケットを買いにいった。連休のため、駅のチケット売り場は人でごったがえしていた。やっと順番が回ってきて鄭州行きチケットを求めたが、鄭州→上海の帰りのチケットが取得できないと言われ、今回は難しいかもしれないと友人に電話したら、鄭州でチケットを取得してくれ、念願の鄭州旅行が実現できることになった。

先日行った西安の旅同様、中国の内陸部がどのようになっているのか、じっくり見てこようと思う。7:25に上海を出発し鄭州には14時過ぎに着く約7時間の列車の旅、景色を眺め読書をしつつ向かいたいと思う。



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2009年4月29日水曜日

鳥取県~従兄弟の結婚式~

従兄弟の結婚式のため週末鳥取に行ってきた。従兄弟が育ってきた大山の絶景と、日本海を眺めながらの結婚式、披露宴は終始温かい気持ちで見守ることができた。

同い年で同性の従兄弟のため、昔から兄弟のような存在だった。夏休みになると鳥取から広島に遊びに来るので、そのためにワクワクしながら待ち、野球や水泳、スケート、スキーなどいろんなスポーツをして一緒に遊んだ。

結婚して家族を持つことになる従兄弟に、これからは自分たちの世代が頑張って家族を支えていこうという言葉を贈った。自分たちが幼いころとても楽しく遊べたような素敵な家庭を築いてほしい。従兄弟の結婚式に参列できとてもうれしかった。

この度、上海へ鳥取からどうやっていこうか考えた結果、午前中上海浦東空港から岡山空港へ飛行機。お昼頃岡山空港で広島から車で来ている両親と合流。高速道路(米子道)を利用し15時ごろ鳥取へ到着という方法を使った。

この通路にすると、最近始まったETCで高速道路1000円サービスをフルに活用することができ、岡山から約90分の鳥取までの道のりを(高速代1000円+ガソリン代)÷3人で一人あたり約500円ほどの費用で鳥取まで行けてしまった!ETCの1000円サービスに感謝感謝。

2009年4月17日金曜日

自転車のすすめ 【Pacific社「Carry-me」】

最近折りたたみ自転車を購入し上海ライフが更に楽しくなっている。上海では現在地下鉄が次々と整備されており、留学していた2006年は3路線までしかなかったが、現在は8路線で市内はほぼ網羅されており、今後も万博に向けて13路線が完成する予定で、東京のように地下鉄を使えばどこにでも行ける環境が整いつつある。

そこで、折りたたみ自転車×地下鉄で市内の移動をもっと楽にできないものかと地下鉄に持ち込み可能な折りたたみ自転車を探していたところ、家の近くにある小さな自転車屋を見つけそこで最高の一台と出会うことができた。世界中で自転車ピルダーと呼ばれているGeorgeLin氏率いるPacific社の「Carry-me」という自転車だ。プジョー、ビアンキなど世界の名だたる自転車メーカーの高級車を数多く受注生産し続けているPacific社独自のスタイル、片手でも持てる重量7.9kg。タイヤは8インチ、折りたたんだ時のサイズが幅33×奥行き27×高さ106cmという地下鉄にも持ち込めるコンパクトさを兼ね揃える。

購入し、早速上海を走り回ってみたら、以下のような様々な気づき、出来事がありとてもおもしろかった。

①珍しい物を持つことで周りに好奇心を懐かせ、話題のきっかけになる
このタイプの折りたたみ自転車は上海ではまだあまり見られないため、折りたたんで地下鉄に乗っている時や信号待ちをしていると「それどこで買ったの?」「いくらだったの?」と見ず知らずの人に声をかけられたり、おもしろい自転車(良い意味か悪い意味か分からないが)だと笑顔でこちらを見る人がいたり、写真を撮る人までいる(自転車だけをだが、、)。また知人にあっても自転車の話でいろいろ話をすることができ、珍しい物を持つことは周囲に良い影響を与えるなぁと実感できた。

②今まで見ていなかった風景が目の前に広がる
こんな路があったのか。こんなお店があったのか。こんな景色があったのか。などと、歩いている何倍もの速度で移動しているので、歩いているといつも同じ道(一番近い道)を選びがちだが、自転車なのでこっち通ってみようと思え知らない道を走ったり、いろいろな人とすれ違い目から入ってくる情報も何倍も増える。

③身体を動かすので脳が活性化される。
8インチのタイヤながらなかなかスピードが出て4月の心地よい気候を感じ、20分くらい走ると身体が暖まって
くる。いつも仕事をしているとどうしても運動不足になりがちだが、自転車はとても良い運動になる。身体を動かし脳を活性したスッキリとした頭で乗りながらいろいろ考えることができる。自転車に乗っている間にお風呂に入っている時のようにふと思いつくことが結構あるのでその考えを大切にしていきたい。

④交通費が安くなる
上海ではタクシーの初乗りが11元(約160円)と日本よりかなり安いのでついつい使いすぎてしまう。しかしそれを毎日毎日続けていると月末計算して結構な額になることがこれまで度々あった、しかし、自転車×地下鉄(一律約45円~60円)なので移動にかかる時間はほとんど変わらないが、安く移動できている。

今後は自転車に乗りやすいバックパックなども揃え、自転車スタイルを自分の中に定着させていきたいと思う。地下鉄と組み合わせられないかという考えだけだったが、乗ってみると想像以上の気づきがあり驚いている。こんな風に新しいことを生活の中に取り入れていくことは良いことかもしれない。

2009年4月12日日曜日

西安~夜行列車の旅~

歴史を学びたい、内陸部が見てみたいといった中国をもっと知りたいという想いから、先日連休を利用し
陝西省の省都西安に行ってきた。20:05に上海駅を出発し夜行列車で約12時間、翌朝10時に西安に到着した。
寝て起きたら西安、中国の夜行列車は上海→西安の路線を始め全国を網羅していて10時間以上を要す路線が
ざらにある。ゴトゴトと線路の音と聞きながら中国の景色をゆっくり眺められる列車は好きな移動手段だ。

西安では、有名な観光地兵馬俑、遣唐留学生として唐に渡り科挙に合格した阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)の石碑のある興慶宮公園、空海が修行したと言われており現在は日本から贈られた1000本の桜が植えられている青龍寺(写真)等三日間で自転車、バス、タクシーを使いできる限り回ってみた。また食事は西安出身で現在
は北海道でラジオのDJとして中国と日本の架け橋となっている大学の友人が自分が西安に行くということでわざわざ丁寧にメールで教えてくれたおいしいお店情報のおかげで、西安の特産料理や、シルクロードの終着点西安らしいイスラム料理を堪能できた。

蘇州、南京、杭州、寧波、温州、大連、青島、成都、 北京、などこれまで上海以外の都市に行った時感じたのと同様、西安は地下鉄を建設中だし、高層ビルや世界中の企業の広告が見られ、建設中のマンションが多く発展の過程が実感できた。経済的重要性から大幅な自主権をもつ副省級市にも指定されているそうである。しかし他の都市とは一味違い西安は発展に加え過去と現在が見事に融合した街だと感じさせてくれた。古代より政治の中心地として西周から秦、漢から隋、唐の都城と十数の王朝の都として千年の歴史を有す古都だけあり、市内には周囲の長さ約13kmの西安の唐・隋の時代のものをもとに明代の1378年に造られた城壁がそのままのこされており、その城壁を中心に街が形作られている。街を歩いていると自然と約600年前の建造物が目に入るので昔ここで何が起きていたのだろうか。とついついノスタルジックに誘われてしまう。

三日間の旅行だったが、ガイドブックを見る限り西安の魅力をまだまだ体験しきれていないようだ。だが、上海から一足伸ばした同じ中国に、こんなすばらしい街があることが分かり休みを利用して行ってよかったと思える旅行になった。また機会を見つけて、西安に行ってみたい。

2009年4月1日水曜日

上海の桜


昨日上海を歩いていると桜を見つけることができた。中心ストリートの裏路地の公園に5本ほど植えてあり、『美人櫻』という品種だった。満開を過ぎ葉桜の状態だったが、久しぶりに桜を見ることができ、さらに上海では桜は見れないと決めかかっていたので、綺麗なピンク色の桜を見てしばし心がほっと落ち着いた。

今日から4月。おそらく日本は桜満開で今日から新生活の人が多いだろう。大学のころの友人も今日から仕事という人が多い。妹も今日から新社会人として仕事を始めると言っていた。

一昨日、大学を卒業し、2年の勤務を経て始めて念願の中国出張というチケットを手に入れ上海に来た同級生と再会し話した時も思ったが(この記事は後日書きたい)、自分は、仕事は決して自分のすべてではないが、人生で自分を形作る大きな要素の一つだと思う。自分という茎(これまでの生い立ち、思想)があり、そこに仕事、家族、恋人、教養、お金、趣味、友達、ライバル、宗教、団体などの花びらが育っていくイメージを懐いている。花びらとしては別別であるが、仕事での成長が他の花びらの成長、発展に茎を通じてつながっていると思う。

wikipediaによると、花が美しく香りがあるわけは、花が鳥や昆虫などに花粉媒介をしてもらうために移動能力の大きい動物の目を引くためで、人間にとってそれが魅力的であるのは、われわれヒトも同じく地上の生物の1つであるため、視覚や判断に鳥などと共通する点があるためであろう。と書かれている。

友人や妹が自分という花を満開の桜の如く咲かせるよう、新生活ですばらしい仕事に巡り会えればいい。