2009年4月17日金曜日

自転車のすすめ 【Pacific社「Carry-me」】

最近折りたたみ自転車を購入し上海ライフが更に楽しくなっている。上海では現在地下鉄が次々と整備されており、留学していた2006年は3路線までしかなかったが、現在は8路線で市内はほぼ網羅されており、今後も万博に向けて13路線が完成する予定で、東京のように地下鉄を使えばどこにでも行ける環境が整いつつある。

そこで、折りたたみ自転車×地下鉄で市内の移動をもっと楽にできないものかと地下鉄に持ち込み可能な折りたたみ自転車を探していたところ、家の近くにある小さな自転車屋を見つけそこで最高の一台と出会うことができた。世界中で自転車ピルダーと呼ばれているGeorgeLin氏率いるPacific社の「Carry-me」という自転車だ。プジョー、ビアンキなど世界の名だたる自転車メーカーの高級車を数多く受注生産し続けているPacific社独自のスタイル、片手でも持てる重量7.9kg。タイヤは8インチ、折りたたんだ時のサイズが幅33×奥行き27×高さ106cmという地下鉄にも持ち込めるコンパクトさを兼ね揃える。

購入し、早速上海を走り回ってみたら、以下のような様々な気づき、出来事がありとてもおもしろかった。

①珍しい物を持つことで周りに好奇心を懐かせ、話題のきっかけになる
このタイプの折りたたみ自転車は上海ではまだあまり見られないため、折りたたんで地下鉄に乗っている時や信号待ちをしていると「それどこで買ったの?」「いくらだったの?」と見ず知らずの人に声をかけられたり、おもしろい自転車(良い意味か悪い意味か分からないが)だと笑顔でこちらを見る人がいたり、写真を撮る人までいる(自転車だけをだが、、)。また知人にあっても自転車の話でいろいろ話をすることができ、珍しい物を持つことは周囲に良い影響を与えるなぁと実感できた。

②今まで見ていなかった風景が目の前に広がる
こんな路があったのか。こんなお店があったのか。こんな景色があったのか。などと、歩いている何倍もの速度で移動しているので、歩いているといつも同じ道(一番近い道)を選びがちだが、自転車なのでこっち通ってみようと思え知らない道を走ったり、いろいろな人とすれ違い目から入ってくる情報も何倍も増える。

③身体を動かすので脳が活性化される。
8インチのタイヤながらなかなかスピードが出て4月の心地よい気候を感じ、20分くらい走ると身体が暖まって
くる。いつも仕事をしているとどうしても運動不足になりがちだが、自転車はとても良い運動になる。身体を動かし脳を活性したスッキリとした頭で乗りながらいろいろ考えることができる。自転車に乗っている間にお風呂に入っている時のようにふと思いつくことが結構あるのでその考えを大切にしていきたい。

④交通費が安くなる
上海ではタクシーの初乗りが11元(約160円)と日本よりかなり安いのでついつい使いすぎてしまう。しかしそれを毎日毎日続けていると月末計算して結構な額になることがこれまで度々あった、しかし、自転車×地下鉄(一律約45円~60円)なので移動にかかる時間はほとんど変わらないが、安く移動できている。

今後は自転車に乗りやすいバックパックなども揃え、自転車スタイルを自分の中に定着させていきたいと思う。地下鉄と組み合わせられないかという考えだけだったが、乗ってみると想像以上の気づきがあり驚いている。こんな風に新しいことを生活の中に取り入れていくことは良いことかもしれない。

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