2009年1月18日日曜日

父が還暦

父が還暦を迎えた。昔テレビで、ジャイアンツの長嶋監督が還暦祝いに報道陣から赤いチャンチャンコを贈られケーキを吹き消す場面を見て、還暦ってああやって祝うのか。と知り、年末実家で姉妹と母とどのようにして父の還暦を祝うか相談した。

話し合いをして間もなく、60歳以後も仕事を続けていきたいと話していたので、仕事で使えるビジネスバックをお金を出し合い購入して贈ることがまず決まった。そして家にある先祖の写真を見てこの人が自分の先祖か。と思えた経験から、記念に残る写真を写真館に行って撮ろうということが決まった。その他には?と引き続きアイデアを出し合っていると、父さんの似顔絵を描いて贈るのはどう?と言うアイデアが姉か妹の口から出た。それいいね!と決定し、それぞれが、誕生日の前までに手紙着きでA4の紙に似顔絵を描くことになった。

先週の週末、A4の紙を購入し似顔絵を描いた。似顔絵を書くのは幼稚園の時近所のスーパーが父の日に募集していた父親似顔絵大会以来のことだ。父の写真を見ながら、似顔絵を描きながらこのプレゼントにしてよかったなと思えた。父の顔をじっくり眺めるので増えた白髪、深いシワを写真ごしだがまじまじと見ることができ、その白髪やシワから、生まれて60年、母と結婚し姉自分妹が生まれた約30年の父の歩んで来た道のようなものを感じることができたからだ。

自信作の似顔絵が完成し、京都に住んでいる姉妹に郵送し、今日京都から広島に三人からの似顔絵が届いようだ。父からお昼過ぎにありがとうのメールが届いた。お正月に父はスーツ、子供と母は着物を着て神社に初詣に行く際写真館に寄って撮った記念写真も今日家に届いているはずだ。父が喜んでくれて、また60歳を過ぎても人生を満喫してもらえるととてもうれしい。



ちなみにWikipediaより還暦の意味は、
還暦(かんれき)とは、干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支にふたたび戻ること。通常は人間の年齢について言い、数え年61歳(生まれ年に60を加えた年)を指す。本卦還り(ほんけがえり)ともいう。以後、その年は「今年、還暦を迎えた」の様に表現する。日本における還暦の祝いでは、本人に赤色の衣服(頭巾やちゃんちゃんこなど)を贈る。かつては魔除けの意味で産着に赤色が使われていたため、再び生まれた時に帰るという意味でこの習慣がある。だそうである。

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