2008年10月12日日曜日

あにゃん

一か月日本に帰るため、杭州の猫友達フォンさんにあにゃんを預かってもらっていた。『猫を預ける』先日上海に戻ってきて、週末に杭州に行きあにゃんと再会しに行くということになっていた。しかし、2日前フォンさんから「昨日からあにゃん、ミーミー、カーちゃんがいなくなってしまった。」とメールがきた。どうもフォンさんは最近引っ越したそうで、環境が変わったことが猫3匹が家出してしまったの理由のようだ。

あにゃんがいなくなってしまったことも気になったが、それよりフォンさんが溺愛していたあにゃんより1か月早く生まれた白の2匹の子猫もいなくなってしまいフォンさんもとても落ち込んでいるようだった。おとなしくて人形のような2匹であにゃんの最初の友達だ。

何はともあれ1か月も預かってもらったことのお礼を言いたく今日フォンさんの家を訪ねた。今は家には白2姉妹のお母さん猫と、もう一匹他の友人から一時的に預かっている猫しかいないこと、あにゃんがとても大きくなっておりフォンさんにとてもなついていたこと、これまでも白猫は何回か脱走しているが数日後にひょこっと帰ってきたことがあるのであにゃんも帰ってくるかもしれないことなどフォンさんといろいろ話をした。

もしあにゃんが帰ってきたらすぐに迎えに来る。この度いなくなってしまったことはフォンさんのせいでは無いので気にしないでほしい。と伝え、フォンさんと別れた。

夜、久し振りに杭州の部屋に帰ってきた。猫だから脱走してしまうことは仕方無いし、またいつか帰ってくるに違いない。そして何より辛いのはフォンさんだろう。と思い、いなくなってしまったことは割り切っていたが、あにゃんと過ごした部屋や、使っていた薬を見て寂しさが沸いてきた。改めてあにゃんが自分に与えてくれていた温もりのようなものを感じ、それが無くなりぽっかりと心に穴が空いたような感覚を覚える。

今はきっと市内のアパート群のどこかをフラフラ歩いているんだろう。5か月なので体は大きくなっているので生存能力も高くなっているはずだ。ただ、餌は食べられているか、病気に感染しないか、車に轢かれないかなど心配は多く無事を祈るしかない。早く帰ってきてほしい。

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