2008年10月17日金曜日

温州へ 

急遽今晩夜行列車で温州に行ってみることにした。温州は実家の広島の呉市と友好港の提携をしており人の交流があり、温州人と言えばビジネスが上手いと中国人にも一目置かれておると聞いていたので、中国にビジネスをしにきたからには一度は見てみたいと思っていた。

その温州になぜ今日行くことになったかは、昨日たまたま「世に棲む日日」司馬遼太郎著を読み、主人公の吉田松陰が矯激な行動家だったということに触発されたからだ。

「地を離れて人なく、人を離れて事なし。故に人事を論ずずれんと欲せば、先ず地理を観よ」(解説:まず地理的環境をくわしくみれば、そこに住む人間集団の大体がわかる。その人間集団ー社会の解明をはなれて、事柄というものは出てこない。ゆえに、社会と社会現象を見ようとすればまず地理から始めなければならない)
「世に棲む日日」司馬遼太郎著 本文より

この言葉にあるように、小説の中で吉田松陰は山口で生まれ、修行を積み大人になるとともに、佐賀、長崎、奈良、江戸、浦賀と自分の足だけで志を立て刺激を求め動きまくる。そしてそこから新しい情報を手に入れ、自分の志や知識と照らし合わせこれからの日本がどうなっていくべきかの提言をしていく。
その姿がとてもまぶしく、ロールモデルにしたいと思った。

温州で何が得られるかは分からないが、現実の社会を見つめ、現地の人とコミュニケーションをして、ここともし仕事ができるとしたらどういう感じになるだろうかとイメージをしながら、温州の街を歩いてみようと思う。20:40上海南駅発の夜行列車で温州には明日の朝6:00に到着する。

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