2008年10月8日水曜日

一休さん

『一休さん』最終回にこんなフレーズがある。

一休さん:「修行の旅に出たいと思っています。」

母上:「そなたはどうして旅に出たいと?」

一休さん:「お寺の中の修行はどんなに苦しくても所詮は和尚さんに見守ら同じ仲間に助けられての修行です。そのうえ新衛門さんや将軍様にも可愛がられ、母上にもこうして会うことができます。これでは幸せすぎると思うのです。生意気かもしれませんが、一度自分だけの力で冷たい風にさらされて修行してみたいと思ったのです。長いこと考えました。でもようやく決心がついたのです。」


何が一休さんをそう動かしたのだろうか?分からないが、立派な僧になりたい。まだ見えていない新しい世界を見たい。あと一歩踏み出せば悟れるかもしれない。和尚さんからは学び尽くして、更なる師を探して道を求めたい。などと思っていたのだろうか。

どういう理由にしろ、幼いのに自分に厳しく修行の道を歩み成長をしようとし、そしてずっと年上である新衛門さんを号泣させれる一休さんのこの姿はかっこいい!と思う。大学のころの友人と先日東京で飲んだ時、大学のころと違いまだ何も達成感や意義を感じられずうずくまってしまっていることを嘆き、自分たちは今はまだ修行の時期だから明日を信じて頑張ろう。と、鼓舞しあったが、修行できてるな。と自覚できる毎日を送れるよう自分を律していきたい。

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