2008年8月23日土曜日

猫を預ける

日本に1か月程帰国することになった。しかしその間、愛猫のあにゃん(♀3ヵ月)をどうしよう?と考えなければならない。これまで家を空ける時は、長くても1週間だったので友達にお願いして預かってもらっていたり、隣の部屋の友人に餌と水だけ補充してもらってきてなんとか乗りきってきたが、今回は1か月なので軽々しくお願いはできない。

一番迷惑がかからない隣の部屋の李君にお願いすることにしたのだが、同じ時期に彼も家を離れており、面倒を看れないということだったので、近所の猫を三匹飼っている愛猫家のフォンさんに電話をしてみた。ファンさんは、あにゃんを拾い里親を探していた時ちょうど町の電信柱に「猫が行方不明になったので、見つけたら電話をしてほしい」という内容の猫の写真付きの張り紙をしていて、猫のために張り紙までする人ならきっと可愛がってくれるに違い無い。と思い、あなたの猫を見つけたんじゃないけど、ちょうど今猫を拾ったから飼いませんか?と電話をしたことがきっかけで初めて出会った。

結局、フォンさんの家には既に親子の猫が3匹(母1、娘2)(父が行方不明になった)いて、これ以上増やすのは迷惑だろうなと思ったことと、あにゃんを手放したくないなと思う気持ちで飼ってもらわなかったのだが、時間を見つけてはあにゃんと同じ時期に生まれた子供の猫2匹と遊びに行かせてもらっていた。

「実は日本に1か月ほど帰らないといけないから、あにゃんを預かってほしいんだけど、、」と電話すると、快く「いいわよ。」と答えてもらった。一安心し、お泊りグッズを揃えることにした。また、万が一フォンさんの猫たちに怪我させてしまってわと思い、前日に動物病院で狂犬病の検査や爪切りをしてもらった。

気性が荒く、まだ子供で悪戯好きのため夜離しがいにしているとこっちは寝ているのに足や手をガブッと噛んだりひっかいたりしてくる。そのため寝る時寝場所に入ってこないようにしなければならなく、寝るときに入れるオリを買うことにした。預ける日の前の晩、オリやお泊りグッズをまず持っていかせてもらった。

その日はあにゃんと一緒に寝たが、1か月離れるとなるとやはり寂しい。朝、フォンさんの家にあにゃんを抱きながら歩いているとやはり寂しさと不安を感じ、保育所に子供を預ける心境ってこんな感じなのだろうか?と想像しながらフォンさんの家に着いた。

フォンさんは用事で外出しているのでシェアリング相手の小雨(シャオユウ)が迎えてくれた。早速オリをセットし、しばしフォンさんのかわいい猫と戯れる様子を仲良くやってくれればいいが、、噛みぐせが出なければいいけど、、という不安の気持ちで眺めていた。しかし、小雨の「一路平安(気をつけて日本に行って来てね)」(せめて食費と猫の砂を買うお金だけ受け取ってと伝えると)「お金はいらないそんなことなら預からないよ。安心して日本に帰ってきて。」となんともありがたい言葉をかけてくれ、安心してあにゃんと分かれた。

1か月後、きっと身体は大きくなっていて見違えているだろう。フォンさんの子猫と戯れて成長したあにゃんと無事再会できるといい。

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