2008年4月1日火曜日

社会起業家

田坂さんという方の社会起業家についてのスピーチ、説得力があり、社会起業家という言葉に結構しっくりくるものを感じた。

以下田坂さんのスピーチより印象的だった言葉を抜粋
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●なぜ私は世界を変えたいのだろうということです。

●人間の意欲というものは、1つは欠乏感からくる意欲があります。しかし、我々の持ちうる意欲にはもう1つあります。「感謝」から出る意欲です。

●我々は本当にちっぽけな存在なのでしょうか。欠乏感で生きていく人間なのでしょうか。そうではないと思います。

●60年戦争の無い時代を生きていて、世界第2位の経済大国で、科学技術は最先端で、高齢化社会 が悩みとなるほど長寿で、誰もが高等教育を受けられる。

●世界中のメディアがWEB2.0革命を論じている中、一番大事な変化はなんでしょうか。ボランタリー経済、あえて日本語で言うと善意の経済が広がってきていることが、私は一番大事だと思います。

●ヘーゲルの弁証法であるように、世界は螺旋のように発展しています。上から見ると同じところに返ってきているのですが、実は一段高いところへと発展しているのです。今、我々が見ている経済は昔の贈与経済とは違う。

●そしてその反対にあるのが今、この場のテーマである社会起業家です。ここにボランタリー経済とマネタリー経済の見事な融合がある。

●社会に貢献すれば利益を上げるのではない、社会に貢献するために利益をあげるのです。

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なんで起業したいのだろうと考えると、社会に進化をもたらす新しい価値を提供しすることで社会にコントリビュート(貢献)したい。っていうところかなあと思っている。
田坂さんの言う、ボランタリー経済とマネタリー経済が見事に融合しているという今の時代に、自分は何をもって、社会にコントリビュートできるのだろうか、これから考えていきたい。

上を考える時、なんで進化しないといけないの?と思うが、昨日読んだ松下幸之助さんの本には、『天地自然の中から真理を見出そうとする。生成発展して、繁栄する社会を作るというため。』と書いてあった。もっといろんな本を読んで自分なりの答えを探したい。

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