2008年7月11日金曜日

杭州の魅力

杭州生活は早いもので2ヶ月が経とうとしている。
平日は杭州、週末時間を見つけては上海に帰っている。杭州⇔上海間にできた高速鉄道「和諧号CRH」のおかげでわずか90分で上海に行くことができ、杭州に拠点を移しても上海がとても身近に感じられる。

なんで杭州に拠点を移したのかと、こちらで会う人によく聞かれるが、今のところ以下の3点をその理由にしている。

●杭州は日中間の交流が頻繁に行われていて日本人として働きやすいのでは?という予想。
杭州市の属する浙江省は静岡県と、また杭州市は岐阜市、福井市と友好都市関係にあり盛んな交流が行われている。観光スポットである西湖沿いに「福井杭州友好公園」を作っていたり、三都市の記念品が贈呈してある山荘もある。浙江省や杭州市としてもこれからどんどん海外の企業や人との交流を望んでおり、展示会やマッチングビジネス交流会などがしきりに行われている。

●上海に比べ日本人社会が発達していない。
杭州の日本人の数は3000~6000人であると言われている。日系企業では主に製造業が進出しており、サービス業系の企業はほとんど進出していない。日系のフリーペーパーも上海の3分の1くらいの厚さで、上海に比べ日本人への情報は少ない。その分他の人が知ることができない新しい情報が得られるのではないかと期待している。特に杭州だけでなく、中国でも富裕層が多いことで有名な浙江省(温州市、紹興市、寧波市などが属する)にはこれから注目していきたい。

●環境が良く住みやすい
街の中心エリアに西湖(せいこ)という綺麗な湖があり、近年は車が多くなってきてはいるものの緑が多く心安らぐ場所が多い。少し西部に行くと星が綺麗に見え、何か日本の田舎町を思わせてくれるような風景が広がる。またこれは自分の感覚だが、お米が上海にいたよりおいしいような気がする。レストランで出てくる米はどれも臭みが無く、自然と食欲が高まっている。休みの日ちょっと湖の畔に足を伸ばすと、中国でもトップクラスと言われている西湖の風景を眺められることはとても贅沢なことだと思う。

このきっかけに加え、これから自分のできることを増やして視野を広げて、もっと杭州や浙江省の良いところを見つけていきたい。

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