2008年11月2日日曜日

上海のナイトクラブ

大学時代、大分にある立命館アジア太平洋大学(APU)を見学しに行った時、食堂で中国人のファンファンという留学生と知り合った。そしてAPUの留学生の現状をいろいろ教えてもらい連絡先を交換した。だがその後これと言って話題も無く、距離も離れていて会うことはなかった。しかし最近ファンファンから「上海で働いているの?私も上海で働いているよ!」とメッセージをもらい早速大分以来の再会を上海で果たすことになった。

中国人だけどカナダ産まれでご両親は今でもカナダに住んでいる家族柄のため大学卒業後は得意の英語を駆使し上海にあるオランダ系の外資系銀行で仕事をしている。近頃は昨今の金融不安で毎日朝9時から夜遅くまで忙しい日々が続いているそうだ。再会の日は自分は温州へ行かなければならなかったので珈琲屋で1時間程話してまた今度会おう!ということで別れた。

そして昨日再び食事することになり再会した。ファンファンおすすめのおしゃれなバーへ行きお酒を飲みつつお互いのこれまでについてを中心に話した。その後ファンファンの会社の友人が別の場所でパーティをしているのでそちらへ合流し、しばらく過ごしさらに別の場所で別の友人が集まっているという情報が入り上海の中心地にある若者の人気スポットbabyfaceというクラブへ向かった。自分は毎週クラブへ通ってダンスをしたり、クラブミュージックをよく聴くという趣味はこれまで無くクラブにはごくたまにしか行かないのでbabyfaceに行くのも上海留学時代ぶりだった。

到着するとそこには中国人や色々な国の若者がごったがえしている。超満員のダンスホールの中を合流したファンファンの友人5人と共に入って行きテーブルをキープした。そしてお酒を飲み明け方まで大勢の人の波と音楽に身を任せ踊っていた。おもしろかったのは様々な人がそこに集まっていたことだ。ファンファン同様外資系銀行で働く中国人、上海の都市デザインの会社でインターンシップをしているオランダ人、韓国生まれでオランダへ留学してから上海で仕事をしている中国人、ABC(アメリカンボーンチャイニーズ)としてNYで生まれ現在は上海の大学でMBAの取得を目指している中国人、同じく上海でMBAを勉強中のドイツ人、大学で日本語を勉強し日本語がペラペラな中国人、中国語、つたない英語、日本語を使い、「日本生まれで上海に留学し中国で働いている日本人」としていろいろな背景を持った人と知り合うことができた。

音楽やダンス、お酒を飲むことを楽しむ以外にもクラブには出会いという楽しさもあることを知れたので、また機会があれば行ってみようと思う。上海のクラブで人気な曲「我愛台妹」(台湾の女の子が好き)は大好きな一曲だけど、この曲以外にもこれからいろんなクラブミュージックを聴いていきたい。また、上海の友人がヒップホップダンス教室に通っていてとても楽しいと言っていたのでチャンスがあれば時間を作って行ってみようかなと思う。そうしたら更にクラブを楽しむことができそうだ。楽しい上海の一夜だった。

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