2008年9月1日月曜日

上海~大阪フェリー


今回の帰国は初めてフェリー蘇州号を使うことにした。学生のころからいつか日本に船で帰ってみたいと思っていたが、ちょうど上海留学時代の友人が上海からフェリーで帰るので、その彼と一緒に48時間を語りながら過ごしてみたいと思い。また、最近愛読している『坂の上の雲』に出てくる今自分が生きている平和で豊かな日本という国の基礎を作ってくれた明治時代の日本人が壮絶な戦いを繰り広げた日本の海域を眺めてみたい。と言う気持ちが重なりチケットを購入するに至った。

午前10時、上海港へ向かい手続きを済ませ船に乗り込んだ。夏休み最終日ということもあり、子供づれの家族、日本人旅行者、欧米人旅行者、研修のため日本に行く中国人などチケットはほとんど売れているようだった。

上海を出発すると同時に目の前に広がる、東方明珠、森ビルなど巨大都市上海の高層ビルなど遠のいていく上海を眺めた。中国独特の黄土色の河を日本に向けて進んでいき、長江に合流ししばらくすると、海に出て景色は海の紺色にかわった。

持ち込んだカップラーメンを食べ、旅行者と雑談をし、読書をし、夕方になるとデッキに出て目の前に広がる地平線に沈んでいく太陽を眺めた。出発から9時間、今は寝床でこの日記を書いている。残り39時間、友人と語り、景色を眺め、読書をし、これから踏み出す次のステップをじっくり考えたい。日本に帰るのは今年の3月以来5カ月ぶりなので、家族に会えるのが楽しみだ。

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