2008年12月8日月曜日

上海の国際食品展示会

中国最大の食品展示会FHCChina2008を見学してきた。アメリカ、カナダ、メキシコ、イギリス、フランス、スペイン、イタリア、キプロス、ドイツ、ベルギー、アイルランド、ニュージーランド、オーストラリア、スリランカ、エクアドル、インド、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、韓国、台湾、香港、中国、そして日本。世界中の国の食品メーカーが上海新国際展覧中心に会した。

大学生だった2005年愛知万博を見学した時、世界中の国のパビリオンを各国のハンコを集めながら周り、世界にはこんなに知らない国があるのか。と驚いたが、今回の食品展示会も多くの国を一気に体感でき、食の万博だな!と思った。

日本のコーナーには、農林水産省の呼びかけで集まった全国の食品メーカー(お酒、お菓子、海鮮、お茶、味噌、ソースなどなど)のブースが並んでいた。来場者はただの試食目的という人が多かったように見えたが、とにかく規模が大きい展示会場で世界中のメーカーが参加しているので、有力なバイアーがいる確率も高そうだ。

欧米諸国、アジア諸国のブースを回り、日本ブースに来てハマチのお刺身などいくつかの食材を試食させてもらいやたら落ち着きを感じたのは、やはり日本で産まれた自分には日本食が合うなと感じると同時に、中国でこれらの食材を食べる人は、自分のような“慣れ”から来る食欲ではなく安全性なのか、薄めの味わいなのか、値段なのか、何を求めこれらの食材を購入するのかが大変気になるところだ。これまで日本の食材を中国へという2国の関係に関心があったが、欧米、アジア諸国も日本同様に国を挙げて中国市場を目指しているようで、食ビジネスでも世界の市場となっていく中国を感じられる。

見学後、日本に一時帰国するため浦東空港へ向かった。この展示会場は浦東空港とリニアモーターカーで直接つながっている龍陽路という場所にありとても便利だった。15時15分に展示会場を出て、15時30分の浦東行きリニアモーターカー(40元)に乗ると15時37分には浦東空港に到着できた。自分以外にも世界各国から来たビジターも、この便利さには驚いたのではないだろうか。2010年の上海万博に向けて、世界からお客さんを呼び込む準備は着々と進んでいるようだ。

17時35分の広島行き飛行機に乗り、1時間50分後広島に到着した。リニアモーターカーに飛行機、交通の発達のおかげで広島が本当に近く感じられる。到着後広島空港から広島駅行きのバスに乗ると「今日は六本木一日歩き回ったんよぉ~。(東京に出張のとある女性)」と、横から聞こえてくる広島弁を聞き心がほっとした。

2008年12月4日

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