2008年12月8日月曜日

レッドクリフ (赤壁)

上海から広島に帰り、日曜日父親とレッドクリフを見にいくことにした。父は三国志大好きでさらにここ数年中国語学習続けており中国にも興味を持っている。自分が三国志に最初に興味を持ったのも、大学生のころ父にもらった文庫本の三国志からだった。

日本では『レッドクリフ』というタイトルだが、本場中国では『赤壁』というタイトルで2か月前に放映されており、中国語で映画を見ることは少ないが、総製作費100億円のジョンウー監督の大作ということで見に行った。言葉は一部分からない所はあったがダイナミックな映像とストーリーに魅了された。日本に帰ったら改めて翻訳ありで見てみたいと思っていた。

これまで父と映画に行ったことは無かったが父と自分は中国が共通点の一つで、お互いこれは絶対見たい!という一作なので初めて一緒に行くことになった。「(今ではガラガラだけど)昔はあの映画館は人でいっぱいだったけど、テレビやネット、他の娯楽ができてどんどん客足が少なくなったんじゃろうのぉ。」というような話をしつつ、家から徒歩15分の映画館に向かった。

話の内容は、西暦200年魏の曹操、蜀の劉備、呉の孫権、の三国が統一を目指し戦いを続けたの戦国時代、巨大勢力となり皇帝をも支配した曹操に対し、劉備、孫権両軍が力を合わせ赤壁で曹操に対向するという赤壁の戦いを題材にされている。

この映画で一番学べるところは、組織、個人が抱く大義名分、志の重要性だ。映画の中では曹操(悪役とされている)は孫権の武将周瑜の妻である絶世の美女小喬を手に入れたいという私的な野望を抱いているのに対し、劉備、孫権は民のために、民を守るために闘わなければならないという志を持っている。数では曹操軍が圧倒しているが、劉備、孫権軍は民を守るという大義名分の下集まった凄腕の武将が集まっており質で曹操軍を上回っている。決着はPART2へ持ち越しだが、大義名分、志の差が戦いの結果となっていくだろう。

PART2は中国では恐らく1月ごろ、日本では4月に公開の予定だ。公開と共に見に行きたい。

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